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出口見いだせぬウッズ 全米オープン、世代交代象徴
米ゴルフウイーク誌記者 ジム・マッケイブ

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2015/6/24 6:30
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男子ゴルフの全米オープン初日、8番パー5。ティーショットを右に曲げたタイガー・ウッズ(米国)は、ラフから第2打を打ったが、インパクトの次の瞬間、クラブも宙を舞った。

その第2打は左のラフへ。そこからグリーンに乗せパーでまとめたものの、その時点で4オーバー。後半に入ると、11番から3連続ボギーを打った後、14番でトリプルボギーをたたく。広い、広いといわれたコースで、フェアウエーキープ率は43%(平均72.66%)、パーオン率は50%(同68.77%)。フェアウエーにいるよりむしろ、ラフやバンカーにいる時間の方が長いと感じたが、データがそのことを証明していた。

初日152位「長くつらい一日だった」

結局その日は10オーバー。初日の時点で優勝争いどころか、152位タイと予選通過さえほぼ絶望という状況に追いこまれた。

ホールアウト後、「長くつらい一日だった」と話したウッズ。「良かったのは、リッキー(・ファウラー=米国)をやっつけたことだ」と続け、12番でイーグルを奪いながら、11オーバーに終わったファウラーを上回ったことには笑みを見せたが、自虐的なコメントに乾いた笑いが周囲に漏れた。

ウッズは2日目もスコアを伸ばせず、6オーバーで回り通算16オーバー。フェアウエーキープ率は71%(平均74.93%)、パーオン率は67%(同64.32%)と改善が見られたが、それでも2バーディー、8ボギーと大きく崩れ、2日間でチェンバーズベイを後にした。

ウッズは大会前、「何かを変えていかなければならない」とスイングを改造中であることを明かした。「大きな目的を達成するためには、短期的に苦しみを味わうこともある」。今、いわゆる生みの苦しみを味わっていることをにおわせたものの、多くが全米オープンの2日間を見てどう感じていたかといえば、その苦しみの先に出口があるのかどうか、ではないか。

腰・膝を故障、休養と復帰の繰り返し

そもそもここ数年は、同じことの繰り返しである。

2013年に5勝をマークした後、腰、膝と故障が重なり、途中棄権することもしばしば。休養と復帰を繰り返し、今年のマスターズで3日目まで優勝争いに絡んだように復活を印象づける場面もあったが、全米オープンの2週前に行われたメモリアル・トーナメントでは、3日目に85をたたき、そして今回の全米オープンである。

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