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若手台頭の女子ゴルフ、隆盛の陰に潜む弊害
ゴルフライター 月橋文美

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2015/6/18 6:30
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全米女子オープン最終予選で14歳・中学3年の山口すず夏が2位タイ通過。7月には日本人史上最年少での同大会出場を果たすことになりそうだ。一方、同予選をトップ通過したのは21歳・鈴木愛。昨今はどのスポーツでも選手の若年化が顕著だが、女子ゴルフ界も例外ではない。その傾向に合わせ、プロツアー会場の雰囲気も変わってきた。そこには期待とともに不安や心配、問題点も見え隠れしている――。

36ホール予選、通過は10代か20代

今年の全米女子オープン日本地区予選は6月15日、兵庫県・有馬ロイヤルGCで行われた。1日で36ホールを回るだけに、前日まで国内女子ツアー競技のサントリーレディースに出場していた選手にとっては、まさに過酷。同大会で決勝ラウンドに進み、4日間大会を戦い終えた直後に2位タイ通過を決めた菊地絵理香、葭葉ルミには、その意味でも称賛と感嘆の声が上がった。

7月9日からの世界最高峰・全米女子オープンの挑戦権を得たのは、鈴木、菊地、葭葉、山口、松森彩夏、穴井詩の6人。全員が10代か20代で、菊地と穴井以外は22歳以下。36ホール競技を勝ち抜くには、体力や強い目的意識など"若さ"も必要だったようだ。

話題となった山口を少し紹介しておこう。

2000年8月2日、神奈川県相模原市生まれの14歳。小学1年の時、父と兄について練習場に行ったのがきっかけでゴルフを始めたという。全国規模の大会での優勝はまだないが、13、14年の神奈川県アマチュア12~14歳の部を連覇している。今年5月のリゾートトラストレディースでは24位に入った。身長は「たぶん160センチあるかないか」で、体重は55キロ。ドライバーショットの平均飛距離は約250ヤードで、得意クラブはパターだとか。現在、相模原市立鵜野森中学の3年生だ。

堂々、「体力勝負だと思っていた」と話した山口。2ラウンド目の後半、「14番でボギーを打った時、あっ、体力消耗してるんだと思った。私は疲れが出てくるとダウンスイングで体が開きやすいので、左腰を止めるイメージで振るように気をつけて残りホールを回った」という。

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