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開業わずか8年、全米オープン抜擢の公営コース
スポーツライター 丹羽政善

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2015/6/17 6:30
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18日から始まる男子ゴルフの今季海外メジャー第2戦、第115回全米オープン選手権の会場となる米ワシントン州チェンバーズベイGCは我が家に近く、プレーしたこともあるコース。大会の約1週間前に訪れてみた。

まだ、通常の駐車場に車をとめられたが、プロショップの前まで行くと、数人のボランティアに囲まれ、コースの方には行けないこと、立ち入りができるエリアを詳細に伝えられる。制限は予想通り。でも、プロショップに併設されたレストランを出たところから、30メートル以上の打ち下ろしとなる9番ホール(パー3)のティーボックス付近から、全体を眺めることができた。

海から風が吹き上げる9番ホール

9番のティーボックスからの風景

9番のティーボックスからの風景

内海から、風が吹き上げてくる。ちょうど、練習ラウンドをしていた選手が、220ヤード前後に設定された9番のティーグラウンドに立った。全米オープン史上最高の約30メートルからの打ち下ろし。風は下から吹き上がってくる。1球目、その選手の打った球は、風に負けて、右にふけていった。おそらく落ちたのは、写真右側のラフ。本番なら大トラブルになるだろう。2球目は1球目より低い球を打った。ボールはピンの左で跳ねた。

写真ではどこまでイメージできるか分からないが、9番のグリーンは、左から右に大きく傾斜している。マウンドが2つ。あのピンの位置なら、グリーンの左を狙って落とし、ピンに向かってどこまで転がってくれるか、という攻め方をするのかと思ったが、デッドだった。

実はここで、同じようなピンポジションでプレーしたことがある。レギュラーは180ヤード程度だが、左の斜面に打つと、ボールは右へ下り、ちょうどピンの奥で止まったことがあった。ただ、その攻め方にはリスクがある。左奥に行き過ぎれば、傾斜に沿って転がりながら、グリーン奥のバンカーに吸い込まれる。短いと、手前のバンカーまで転がり落ちる。練習ラウンドで回っていた選手はそういうリスクをそぎ落とした結果、あそこに打ったのかもしれない。13日に練習ラウンドを回った川村昌弘も、「左から転がすのは、(奥の)バンカーが気になる」と話した。「手前から行くのが正解かもしれません」

まるで全英オープンのようなコース

最後にチェンバーズベイを回ったのは昨年10月だが、様相が多少変わっていた。まず、グリーンとフェアウエーの区別が、上から見た感じではほとんどつかなくなっていた。まるでフエアウエーからグリーンが一続きになっているよう。おそらくこれは、短く刈り込めるフェスキュー芝だからこそだろう。全英オープンを開催するようなスコットランド、アイルランド、イングランドのリンクスコースではおなじみのフェスキュー芝が使われているが、115回目となる全米オープンでは今回が初めて。2010年に同コースで全米アマチュア選手権が行われたときに出場した、今年のマスターズ覇者ジョーダン・スピース(米国)は、「まるで、全英オープンのよう」と米メディアに話していたが、練習ラウンドをした多くの選手が同じような感想を口にするのは、そうした芝がもたらすコース設定もその一因だろう。

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