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V狙う松山に安定感 全米オープン18日開幕

男子ゴルフの今季海外メジャー第2戦、第115回全米オープン選手権は18日、米ワシントン州のチェンバーズベイGCで開幕する。3年連続出場の松山英樹(23)は日本勢初のメジャー優勝を目指す。

今季16戦して10位以内が8回(キャデラック・マッチプレーの決勝トーナメント1回戦敗退は9位)、うち5位以内は6回。松山は米ツアーを主戦場として2年目を迎え、安定感を増した感がある。トータルドライビング(ドライバーの平均飛距離とフェアウエーキープ率を組み合わせた数値)は上位を保ち、現在も3位。パーオン率(70.14%)も9位、要所でイーグルを決めもする。

バンカーから、ラフから、球をピンそばに落としてはギャラリーを沸かせる「MATSUYAMA」だが、23歳のアキレスけんがパット。ストローク数に貢献したパットの数値は122位と"Bクラス"。グリーンを攻めるまでは勇猛果敢だが、いざカップを目の前にすると、どこか自信なさげな雰囲気も……。

2月のフェニックス・オープンでは最終日の18番で5メートル半のパットを打ちきれずに1打差で優勝を逃した。5位に食い込んだ4月のマスターズのホールアウト後も「やはり、パットが一番大事」と漏らした。

が、弱点があることは、逆に伸びしろが大きい証拠。練習の比重をパットに置き"足らざるもの"を補うことに注力してきた。

成果が出たのが2連覇を狙ったメモリアル・トーナメントの初日だった。長短のパットを次々決めてボギーなしの8バーディーで首位タイ発進。最終日の16番(パー3)で池に打ち込んだダブルボギーが響いて優勝は逃したが、サンデーバックナインで3連続を含む5バーディーを奪うなど勝負強さが磨かれつつある。

メジャーで勝ちたいという思いは「もともと強い」。すでに4月にチェンバーズベイGCの視察ラウンドは済ませ、現在は海沿いのリンクスコース攻略のためのクラブセッティングを思案中だ。

昨年の全英オープンでは5番ウッドを抜いて2番アイアンを入れ、ウエッジはピッチングも含めて3本とした。今季の米ツアーはピッチング以下4本のウエッジで戦ってきたが、今回は昨年の全英に似た仕様にする可能性もある。距離が長いうえにパー70という難コース攻略には、低い弾道でランを出すのが得策と心得ているかもしれない。

全米オープンは優勝スコアがオーバーパーになるケースも目立ち、忍耐力が試される。加えて、今年の会場のチェンバーズベイGCは開場から8年で、多くの出場選手にとってなじみが薄い。松山のパットの安定感が増し、リンクスコースに慣れた世界ランク1位のロリー・マキロイ(英国)ら有力選手がつまずくようなら、日本選手として初の海外メジャー制覇も現実味が増す。

(奈良部光則)

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