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なでしこ白星発進 宮間先制PK、好機を演出

「あやも150試合ですよ」。忘れちゃ困ります、とばかりに国際Aマッチ200試合出場達成の澤が言う。「皆さんが『澤さんはすごい』というけれど、私にとってはあやも同じくらい特別な存在」。やんちゃで気の強い大野も、自分たちの誇れる主将を敬意と愛情を込めてたたえる。

再三攻めていたスイス戦の前半、PKを得た日本、もちろん宮間の登場だ。ゴール左隅にきっちり決め、先制した。

ボランチの澤が代表に復帰し、宮間はボランチから2列目にポジションを上げた。4年前と同じ攻撃的な位置は居心地がいいのだろう。左の宮間が起点になり、日本はリズムよくボールを回す。37分にはゴール前に飛び出した阪口に絶妙の縦パス。40分には左サイドを駆け上がって大儀見へクロス。先制した後もスイスゴールに迫った。

大儀見らがどこにいようと、とらえている。「球を受ける前に目に入ってくる」と宮間。アメリカンフットボールのQBがパスするように、球はレシーバーへピタリと届く。宮間がフル稼働することが、大儀見や澤を輝かせる道になる。4年前のW杯でも2012年ロンドン五輪もそうだった。なでしこの好機の陰にはこの主将がいる。

4年前に栄華を体験した選手たちの、成長が問われる舞台。「この4年、よりサッカーに打ち込んだというか、さぼらずやってきた。『これでいいや』と思った日は一日もない。そこは自信」と宮間は話す。

「初戦は結果がすべて。ホイッスル後からハイプレッシャーでいく」。気合を入れて臨んだ初戦で、チームを引っぱり、しっかり勝ち点3を得た。「今、日本が世界で一番と言えるかというと、正直まだ言えない。本気で一番だ、と言えるように。何となく終わった、という大会だけにはしない」。再び女王の座を目指して、なでしこジャパンがまずは一歩を踏み出した。(岸名章友)

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