慶応大、「ものづくり」意欲を刺激する施設を開設

2015/6/5付
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日経テクノロジーオンライン

多数のプロトタイピング機器が並ぶ

多数のプロトタイピング機器が並ぶ

慶応義塾大学は、3Dプリンターやレーザーカッターといったラピッドプロトタイピング機器を備える施設「KEIO EDGE LAB "CREATIVE LOUNGE"」(以下、CREATIVE LOUNGE)を新設し、開所式を実施した。同大学の学生や教員だけではなく、広く一般にも開放することで、イノベーションを生み出す場として活用していく。

同大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科、政策メディア研究科、理工学研究科は、文部科学省の「グローバルアントレプレナー育成促進事業(EDGEプログラム)に参加し、イノベーションやアントレプレナーシップに関する人材を育成している。

その一環として、日吉キャンパス協生館内にCREATIVE LOUNGEを開設した。システムデザイン・マネジメント研究科特任教授の田子學氏(エムテド代表取締役、アートディレクター/デザイナー)が空間の総合プロデュースを、同研究科後期博士課程に在学中で自らも起業した経験を持つ杉本雅明氏が機器の選定を手掛けた。

CREATIVE LOUNGEの空間としての特徴は、単純にプロトタイピング機器を並べるのではなく、ユーザー同士がコミュニケーションを取るためのスペースを設けたことである。「ものづくりとコミュニケーションが混然一体となった場にすることで、何かを作りたいという意欲をくすぐる仕掛けになっている」(田子氏)。

プロトタイピング機器としては、3Dプリンターやレーザーカッター、サンドブラスターなどの他に、デザインTシャツをプリントできる「テキスタイルプリンター」も導入した。これには、工学系の学生などではなくても気軽に利用できるようにすることで、ユーザー層の幅を広げる狙いがある。加えて、杉本氏が取締役を務めるAgICが販売する導電性インクをプリンターで印刷して電子回路を形成できるようにしている。

CREATIVE LOUNGEの具体的な運用方法については、今後詰めていくという。

(日経テクノロジーオンライン 高野敦)

[日経テクノロジーオンライン 2015年6月4日掲載]

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