高い意識で表現力磨く フィギュア・宮原知子(下)
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2013年にシニアデビューしてからのこと。あるとき、自分の銀盤の映像を見返していて、宮原知子(17、大阪・関大高)は、はたと感じた。「ただ淡々と滑っているだけでは、何も伝わってこない」
宮原は難度の高い連続ジャンプを着実に決め、スピンも鮮やか。スタミナを武器に最後までスピードは落ちず、そつなく演技をまとめ上げる。ただ、見ていて安心感はあるが、滑りは模範解答のように無難な印象も拭えなかった。課題は...
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