12年半ぶり円安でも買えない輸出株
証券部 松本裕子
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「いつまでも上昇するとは考えにくいからね」。13日ぶりに小幅反落となった2日の東京株式市場では、こんな声が聞かれた。朝方は続伸して始まったが、午後に入ると下げに転じ、前日比26円安の2万0543円で取引を終了した。円相場が一時、1ドル=125円と12年半ぶりの円安水準になったにもかかわらず、株式市場で自動車など輸出関連株の反応は限られた。背景には、米景気の先行きに強気になれない投資家の心理がある...
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