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全米オープン、勇気あるコース選び 選手は悪評続々
米ゴルフウイーク誌記者 ジム・マッケイブ

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2015/5/27 6:30
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今が2015年ではなくて1975年で、ジャック・ニクラウス(米国)が75歳ではなく35歳なら――おそらく帝王と呼ばれる彼こそが、6月18~21日、シアトルから南へ車で1時間ほどのところにあるチェンバーズ・ベイGCで開催される全米オープンゴルフの絶対的な優勝候補ではないか。

来月の大会を前に漂う不穏な空気

かつてニクラウスは、6月に入って他の選手が来るべき全米オープンのコースについて、「フェアウエーが狭すぎる」「ラフが長すぎる」「グリーンが速すぎる」と不安を口にするほど、ほくそ笑んだもの。そして、自信を深めていった。

「そんなもの、気にしなければいいだけの話だ」

ニクラウスは全米オープンで史上最多タイの4勝を挙げている。「気にしなければいい」は、彼の全米オープンに臨む大前提であり、全米オープンを制す上での真理だった。彼はまた、少しでもネガティブなことが頭をよぎると、それがショットに影響することをよく心得ていた。特にメジャー大会では、技術以上にメンタルが試される。一つの不安要素から崩れることも少なくないからだ。

さて、ここからが今回の本題。今年の全米オープンが開催されるチェンバーズ・ベイは、ここにきて74年にウイングド・フットGCで行われた大会以来の悪評を招きかねない状況にある。

その41年前の大会では、前年の全米オープンを制したジョニー・ミラー(米国)らが、「ばかげている!」と膝まで伸びたラフをはじめとしたコースセッティングをこき下ろした。

それを批判したのが、全米オープンで3勝を挙げているヘール・アーウィン(米国)。「別に選手に不満を言わせたくてコースを設定しているわけではないだろうし、そもそも全員が同じ条件じゃないか」。ただ今回に関しては、始まる前から不穏な空気が漂っている。

「グリーンがひどい」「完全に茶番」

まず、米ツアーで通算3勝をマークしているライアン・パーマー(米国)がプレーした感想として、「全米オープンにはふさわしくない」と話した。「グリーンまではまずまずだ。しかし、グリーンがひどい」

チェンバーズ・ベイのグリーンはところどころ強い傾斜があり、小さなマウンドがいくつもある。そういうグリーンはフェアではない、ということのようだ。グリーンの問題は、かつてここでプレーし、ゴルフの世界殿堂入りしているトム・カイト(米国)も疑問視していた。

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