アウディ、ガソリンに代わる新植物性燃料の合成に成功

2015/5/26付
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日経テクノロジーオンライン

ドイツAudi(アウディ)は、フランスGlobal Bioenergiesと共同で化石原料を使わずに合成した燃料「e-benzin」の開発に成功したと、2015年5月18日に発表した。e-benzinは、トウモロコシ由来のグルコースが原料。発酵による自然蒸発で気体のイソブテンを分離し、これに水素を加えてイソオクタンを合成したもの。

成分は100%のイソオクタンで、硫黄やベンゼンを含まない。オクタン価がRON100となることから、エンジンの圧縮比を高くして効率を向上できる。

Global Bioenergiesはフランスのランスに近いPomacleの試験工場で、e-benzinの材料となるイソブテンを生産している。AudiとGlobal Bioenergiesは、現段階では植物原料を使っているものの、中期的には水、水素、CO2(二酸化炭素)を原料に、太陽光のエネルギーを使って合成する方法に変更することを目指している。

Audiはこれまでにさまざまな企業と協力し、化石原料を使わないCO2ニュートラルな燃料の開発を進めている。現在では、工業的規模で合成メタン「e-gas」を量産しているほか、合成エタノール「e-ethanol」、合成ディーゼル「e-diesel」などを開発してきた。

(日経テクノロジーオンライン 櫛谷さえ子)

[日経テクノロジーオンライン 2015年5月25日掲載]

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