次期iPhoneの目玉は「感圧タッチ」とアナリスト予測
米Apple(アップル)が2015年秋に発売するとみられる「iPhone」の次期モデルには、「Force Touch(感圧タッチ)」などの新しい技術を採用するほか、メモリーやプロセッサー、カメラなどの性能も大幅に向上する可能性があると、米CNETや米TechCrunchなど複数の海外メディアが現地時間2015年5月12日、AppleInsiderやG for Gamesの記事を引用して伝えた。
AppleInsiderやG for Gamesは、Apple製品の市場動向に詳しい台湾KGI Securitiesのアナリスト、Ming-Chi Kuo氏が顧客向けに出した調査ノートを入手したという。同氏はその中で、「iPhone 6s」「同6s Plus」といった名称になると噂されている次期iPhoneについて、最大の目玉機能はForce Touchだと報告している。
Force Touchは、現行の12インチ「MacBook」と「MacBook Pro Retinaディスプレイ」13インチモデルのトラックパッド、そして「Apple Watch」のディスプレーに採用されている技術で、指先で軽く触れるタップと強く押すプレスの違いを感知する。これにより端末の操作方法が増え、iPhoneのユーザー体験がより豊かになると同氏は報告している。
このほかKuo氏は、プロセッサーが現行の「A8」から「A9」に変わり、メモリーは1Gバイトから2Gバイトに、背面カメラは800万画素から1600万画素に向上すると報告している。また指紋認証機能の「Touch ID」の精度向上、本体素材の強度向上なども図られ、Apple Watchのような「ローズゴールド」カラーも用意される可能性があるとしている。
かねてiPhone 6シリーズに採用されると噂され、実現しなかったサファイアディスプレーについては、 5.5インチモデルの6s Plusに採用することをAppleは計画しているという。だがKuo氏は情報筋の話として、サファイアディスプレーは6s Plusに別途用意される限定的なモデルで提供される可能性があると報告している。
[ITpro 2015年5月13日掲載]