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屈指の好打者・梶谷 DeNAの快進撃けん引

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2015/5/12 6:30
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4月に続いて5月もDeNAがセ・リーグの首位に立った。ここまでくると、もはや春の珍事とは言えまい。今季こそ万年Bクラスから脱しようと奮闘するチームを大砲、筒香嘉智(23)とともにけん引するのが、プロ9年目のオールラウンドプレーヤー、梶谷隆幸(26)だ。

10試合連続安打で初の月間MVP

開幕から3番に座った梶谷は巨人との開幕3連戦で幸先のいいスタートを切った。2戦目で4安打3打点をマークするなど3試合すべてで安打を放ち、計13打数7安打。4月18日のヤクルト戦からは10試合連続安打、このうち7試合で2安打を打った。3、4月は計117打数39安打、リーグトップの打率3割3分3厘の活躍で初の月間最優秀選手(MVP)に選ばれた。

本来はキューバ出身のユリエスキ・グリエルが昨季に続いて3番を打つはずだったが、けがを理由になかなか来日しないことを球団が重大視、4月初めに契約を解除した。ただ、チームはグリエル退団の影響をみじんも感じさせず、22勝15敗の首位。快進撃の要因の1つに、梶谷が不動の3番としてグリエルに劣らぬ存在感を発揮していることがある。

島根・開星高から2007年に高校生ドラフト3巡目で横浜(現DeNA)入り。12年までは2軍生活が長く、1軍で打率2割も残せなかったのが、13年に77試合の出場ながら3割4分6厘、16本塁打と一気に才能を開花させた。ただ、昨年は自身最多の142試合に出たものの、打率は2割6分3厘に終わった。

「2割6分しか打てなかったけど、その潜在能力ではあり得ないよな。来年はどうするの」。昨年オフにDeNAに入団した坪井智哉打撃コーチが秋季キャンプで尋ねると、梶谷はこう答えた。「3割5分を打ちたいです」。これを聞いて坪井コーチは安心したという。「梶谷なら可能な数字。これで『3割を打ちたい』と言っていたら寂しいなと思っていた」

無類の酒好き、断酒で体重・体調維持

打率が低迷したのはスタミナの問題が大きかった。もともと食事を多くはとらず、酒好き。昨年は結果が出ないと「酒を浴びるように飲んだ」(梶谷)とか。酒で腹いっぱいになって食事量が減り、「体重が落ちやすい体質」(坪井コーチ)もあって体重が減少。終盤戦はエネルギー不足が否めなかった。

その教訓から今季は目の色を変えて臨んでいる。まず酒を断つことを決意。オフには体重が落ちるのを防ぐため1日に5食とった。レギュラーシーズンの疲れからか、現在の体重は82~83キロと開幕時から数キロ減ったものの、「試合中にベンチ裏でバナナを食べるなどして体重維持に努めている」(球団関係者)。

左打ちの梶谷は「逆方向(左打者の場合は左翼方向)に打つのはあまり好きじゃない」という。ただ、右翼に痛烈な打球を多く打ちたいとの意識が強いと「どうしても体が(早く)開いてしまう時がある」。球を迎えにいくのでなく、じっと我慢してミートポイントに来たら満身の力ではじき返す意識を強く持っているから、昨季までならしばしば引っかけて一、二塁間への鈍いゴロにしていた外角球を、左翼方向への安打にするケースが目立っている。

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