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女子プロも納得 体の重さ使って飛距離アップ(中)

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2015/5/4 6:30
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 飛距離が出ないことから引退まで考えた女子ゴルフの下川めぐみプロ。多くのコーチから習ったが、最後には飛距離を諦めろとまで言われた。しかし、それでは今の女子ツアーで稼ぐことはできない。わらをもつかむ思いで会ったのが北野正之プロ。その結果はすぐに表れ、一気に30ヤードも飛距離が伸びた。毎試合で予選突破、初シードを獲得、優勝争いができるまでになった。その飛ばしの秘訣を、下川プロと北野プロの対談で明かしてもらった。2回目は、スイングでの体やクラブヘッドの動きなどについて。(日本経済新聞出版社「書斎のゴルフ VOL.26」から)

北野 下川プロは左に動かないスイングをしてましたからね。それでは飛ばそうとしても飛びません。しかし、左に動く体の動き方を教えたらすぐにできてしまったのでびっくりしました。アマチュアにも同じことを教えていますが、なかなかできません。「頭が動きそうで怖い」「スエーして当たらなくなりそう」と言ってできないわけです。

下川プロのドライバーショットを飛球線後方から見つめる北野プロ

下川プロのドライバーショットを飛球線後方から見つめる北野プロ

つまり「~しそう」という先入観に縛られるからできないわけで、まずはやってみることが大切。下川プロは何も考えずにやってみたからできたのです。考えが先にきたら、できることも不可能になります。赤ちゃんは考えないから立って歩けるようになるわけで、どのようにしたら立って歩けるかと考えたらいつまでも歩けないそうです。それと同じことですね。

体や腕の回転ではなく、押して打つ

下川めぐみ(以下、下川) 私が打ったあとで、北野さんはスイングは2つの円がズレて重なってできていると説明してくれました。アドレスして、そのままクラブを振ったとする円が1つあって、その円のすぐ左に、体が左に移動したときにできる2つ目の円がある。その2つ目の円でボールを打つというわけです。

北野 インパクトの円といってもいいですね。その円でスイングすれば、最下点が左に移動するのでダフらなくなります。ドライバーでは左かかと延長線上のボールをしっかりと打てるし、アイアンであれば、ボールが真ん中にあるのでダウンブローで打てます。当然アプローチも同様です。右足体重で打ったらアッパーブローになるのでダフりやすくなりますが、左に体を移動できればそうしたことは起きません。

下川 最初のレッスンではもう一つ、体や腕を回転して打つのではなく、押して打ってみてくださいと言われました。私はスイングというものは回転するものだと思っていたのでびっくりでした。

北野 下川プロは、上から見たときにクラブが自分を中心に円を描くように振っていたのです。体を回転させて、腕や手も回転する。そうやってクラブを振り回していたわけです。そうすれば遠心力が増してヘッドスピードが上がると思っていたわけですね。しかし、回転すれば、クラブヘッドとボールの飛ぶ方向が変わってしまうので、ボールをこすることになって、エネルギーをロスしてしまいます。クラブヘッドはボールが飛ぶ方向と同じ方向に動くことが大事なのです。

ヘッド軌道、インパクト付近は一直線

下川 体は回転させないほうがいいと北野さんは言います。体は飛球線方向、つまり左に移動して、それと一緒にヘッドも押すということです。でも、ただヘッドを押すだけだと、フェースが飛球線に真っすぐに向いたまま動くことになるので、ボールは右に吹かしてしまいます。ですから、フェースはあくまで開いて閉じるわけですが、ヘッドの軌道を一直線にしてボールの飛ぶ飛球線と同じにするというのが北野さんの説明でした。

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