マイクロソフトがサーバーで狙う 2度目の「特需」
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「ウィンドウズXPの移行プログラムは大成功だった」――。業務用サーバー向け基本ソフト(OS)「ウィンドウズサーバー2003」のサポート切れが今年7月に迫る中で、日本マイクロソフトの佐藤久本部長は昨年の成功体験を引き合いに出しユーザーへの対応に意気込みを見せた。もちろん、そこには1台でも多くのサーバーを移行させて、企業の安全を保ちたいという思いがあるのは事実だろう。だがその裏側に、XPのサポート切れ特需の反動で昨年半ばから大幅な落ち込みが続くパソコンの不調をカバーしたいという「二匹目のどじょう」狙いの本音もありそうだ。...