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大リーグ開幕 日本選手所属チームの今季を展望
スポーツライター 杉浦大介

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2015/4/6 7:00
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5日のカブス対カージナルスを皮切りに、大リーグの2015年シーズンがスタート。日本人選手は田中将大(ヤンキース)、田沢純一(レッドソックス)、岩隈久志(マリナーズ)、イチロー(マーリンズ)、青木宣親(ジャイアンツ)が開幕をメジャーで迎えることになった。今季は各地区とも混戦予想が多い。日本選手が所属するチームはプレーオフへと勝ち上がっていけるのか。

ヤンキース

昨季もうひとつの成績に終わったベテラン野手がスタメンにずらりと並び、先発ローテーションにも故障上がりの投手が名を連ねる。不確定要素があまりにも多く、先行きを読むのが難しいチームといえる。

カルロス・ベルトラン、マーク・テシェイラ、ブライアン・マッキャンといった主力打者は往年の打棒を取り戻せるか? 引退したデレク・ジーターに代わるチームリーダーは台頭するか? 薬物問題による出場停止から2年ぶりに復帰するアレックス・ロドリゲスは、再び貢献できるか? 才能豊かでも層の薄さが指摘される先発投手陣は長いシーズンを通じて力を発揮できるか?

今季のチームの行方は、これらの疑問にどんな答えが出されるか次第だ。地区優勝の可能性もあれば、1992年以来の負け越しもありうる。

最大のカギは、エース級の素材と評されるマイケル・ピネダ、右肘靭帯部分断裂の影響が懸念される田中の状態。彼らが先発の2本柱として確立すれば、デリン・ベタンセス、アンドリュー・ミラーを中心とした救援陣は質が高いだけに、優勝も射程内にとらえられる陣容となるはずだ。

いずれにしても、打線には「ブロンクス・ボンバーズ」と呼ばれた頃の迫力はないだけに、守備やブルペンを武器に接戦の中から勝ちを拾っていかなければならない。主力の故障のリスクとも常に背中合わせ。ファンにとっては長くスリリングなシーズンになりそうである。

レッドソックス

12年は地区最下位、13年にワールドシリーズ王者、昨季は再び最下位と、浮き沈みの激しい数年間を過ごしてきた。単純に順番からいくと今年は優勝の年であり、実際に多くの関係者がレッドソックスを地区優勝候補の筆頭に挙げている。

オフにフリーエージェント(FA)でハンリー・ラミレス、パブロ・サンドバルを、トレードでリック・ポーセロを獲得し、攻守両面でテコ入れした。外野にはラミレス、シェーン・ビクトリーノ、ムーキー・ベッツ、アレン・クレイグ(一塁と併用)、ダニエル・ナバ、ルスネイ・カスティーヨ、ジャッキー・ブラッドリーJrと実力派がずらりとそろい、チーム内の起用法が注目されるほど。年俸総額もチーム史上最高の1億8200万ドル(約217億円)に膨れ上がっている。

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