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将棋電王戦、ソフトが勝つ 2勝2敗で最終局へ

村山七段の奇襲実らず

プロ棋士5人とコンピューター将棋ソフト5種が戦う団体戦「将棋電王戦FINAL」の第4局が4日、奈良市の薬師寺で指され、ソフト「ponanza(ポナンザ)」が村山慈明七段を破った。これで対戦成績は2勝2敗のタイに。団体戦の勝敗は、11日に指される最終局次第となった。

ポナンザ開発者の山本一成氏は終局直後、「電王戦が2勝2敗で最終局を迎えるのは初めて。勝てたこと、盛り上がる展開になったことがとてもうれしいです」と喜びを語った。村山七段は「勝てば人間が勝ち越せるといういい形を整えていただいたのに、結果が出せなくて非常に残念です」と肩を落とした。

事前の練習将棋での勝率は1、2割だったという村山七段。ポナンザの強さを認めるだけに「(苦しいといわれる)後手番で、ポナンザ相手に正攻法で受けに回るのは厳しい」とみて、「奇襲」ともいえる作戦「相横歩取り」戦法を採用した。

練習対局を通じ、序盤から激しく戦って優勢になる手順を研究してきた村山七段だったが、この日のポナンザは、練習ではほとんど選ばなかった持久戦を選択し「研究していない形になってしまった」(村山七段)。

実戦はソフトの「力の出やすい展開」(山本氏)になり、馬を作ったポナンザがじわじわと指しやすくなっていく。終盤、村山七段も激しく先手玉に迫ったが、最後はポナンザがきっちり後手玉を仕留めた。

「かなり研究してきたつもりだが、予想しない手があったということは研究不足ということ」と村山七段。「内容的にも完敗だった」と、淡々と振り返った。

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