2019年6月19日(水)

NTTドコモ、UI刷新で「dビデオ」を「dTV」へ

2015/4/4付
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日経ニューメディア

NTTドコモとエイベックス通信放送は2015年4月2日、エイベックス通信放送が運営し、NTTドコモがdマーケットで提供する定額制動画配信サービス「dビデオ powered by BeeTV」について、2015年4月22日にユーザーインターフェース(UI)を刷新し、コンテンツを強化するとともに、サービスブランドを「dTV(ディーティービー)」に変更すると発表した(図1)。

「dTV」は、国内外の映画やドラマ、BeeTVの番組など、約12万作品を月額500円(税別)で視聴できるサービスとなる。今回、スマートフォン(スマホ)で「dTV」を視聴するときのUIの変更点として、「レコメンド」「チャンネルバーの追加」などを組み合わせて実現するザッピングUI(図2)の提供と、「予告編の自動再生」に取り組んだ。

図1 新しい映像のミカタを提案

図1 新しい映像のミカタを提案

図2 「ザッピングUI」を実装

図2 「ザッピングUI」を実装


レコメンドについては、作品分析用に作品ごとに1000個を超えるメタデータを付与する。その上で、ユーザー視聴データ(視聴時間、視聴履歴、性別、年代)などを分析し、ユーザー一人ひとりに対して「あなたにオススメチャンネル」を構成する(図3)。

「チャンネルバーの追加」とは、画面上部のチャンネルバーを左右にフリックするだけで邦画や洋画など、ジャンルの切り替えを可能とするもの。海外ドラマや国内ドラマなど12個のジャンルを設定し、かつ立ち上げるたびに新しい動画に出会えるように時間編成する(図4)。「あなたにオススメチャンネル」および「12のジャンルチャンネル」からザッピングできるというのが、ザッピングUIである。

図3 12のジャンルチャンネル

図3 12のジャンルチャンネル

図4 レコメンデーション

図4 レコメンデーション


さらに、予告編の自動再生機能を実装した。アプリの起動時に映画やドラマの予告編を自動再生するものである。これにより利用者は、新たな魅力的なコンテンツに出会える可能性が広がる。

コンテンツ強化に向けては、実写版映画と連動したオリジナル作品の配信や、映画・ドラマの先行配信や独占配信、アーティストのライブ映像配信などに取り組む。例えば、イタリアのジュゼッペ・トルナトーレ監督や日本の紀里谷和明監督といった映画監督を起用し、オリジナル作品を制作する。さらには、実写版『進撃の巨人』のオリジナルドラマを石原さとみ主演で制作する。また各チャンネルのラインナアップも大幅に拡充する。アニメでは、アニメタイムズ社とパートナーシップを結び、『七つの大罪』『アルスラーン戦記』などの見逃し配信や独占配信を展開する。音楽では、「三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE」など人気アーティストのライブ映像を独占配信する。

■NTTドコモはdTVターミナルを投入

図5 dTVターミナルを発売

図5 dTVターミナルを発売

ブランド変更と併せて、自宅のテレビで簡単に「dTV」を視聴できる専用アダプター「dTVターミナル」も2015年4月22日に発売する(図5)。これはdTVだけでなく、「dアニメストア」などを自宅のテレビに映して視聴できる専用アダプターだ。同ターミナルは、docomo IDとパスワードの入力を省略できる「docomo ID自動設定」により、テレビに接続するだけで簡単に視聴できる。当初は、Miracast、マイメディア、お手軽プレイヤー(For YouTube)の三つのアプリを搭載する。メーカーは中国ファーウェイテクノロジーズ。

今後については、「dヒッツ powered byレコチョク」や「dキッズ」、オークローンマーケティングが展開するショッピングサービスなど、対応サービスを順次拡大していく予定。会見において、「自宅のリビングにあるテレビで楽しめるものは、ゲームなども含めてドコモのサービスで届けていきたいと考えている」(NTTドコモ マーケットビジネス推進部 担当部長の那須寛氏)と説明した。

ソニーのテレビ「ブラビア」の2013年以降のモデルなら、既に2015年3月からネットワークサービスを利用したdビデオの視聴が可能だ。こうしたテレビ内蔵への取り組みについて、「他の2~3社とも進めている」(NTTドコモ)という。

図6 会員数の推移

図6 会員数の推移

dTVについて、「私個人の思いとしては1000万を夢見ていきたい」(エイベックス通信放送取締役の村本理恵子氏)とした(図6)。この目標に向けて「これまではNTTドコモの店頭でたくさんの利用者を獲得してきた。これからは朝起きてから夜寝るまで、ユーザーの様々な生活接点の中でdTVに入会できるポイントをどう設定していくかが課題。生活導線上に、様々な販売接点を開拓していきたい」(同)とした。

質疑応答において、Netflixの日本上陸について「非常に市場が活性化することになる。活性化した市場の中で、利用者に受け入れられて勝ち抜いていくことが我々がやりたいこと」(NTTドコモ)とした。

(日経ニューメディア 田中正晴)

[ITpro 2015年4月3日掲載]

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