3次元CGを手軽に 個人でも高品質ゲーム制作 (三淵啓自)

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2015/4/3 7:00
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3月13日から10日間、米テキサス州オースティンで開かれた「サウス・バイ・サウス・ウエスト(SXSW)2015」。1987年に音楽祭として始まったSXSWは、後に映像やインターネット系ベンチャーのインタラクティブが加わり、現在では数万人を集める世界最大規模のフェスティバルとなった。

歌や踊りとCGや3Dシミュレーションを組み合わせたSXSWでのパフュームのステージは観客を驚かせた(ユーチューブより)

歌や踊りとCGや3Dシミュレーションを組み合わせたSXSWでのパフュームのステージは観客を驚かせた(ユーチューブより)

今年は日本のテクノ・ポップグループ「Perfume(パフューム)」が登場、圧倒的なパフォーマンスを繰り広げ話題をさらった。リアルタイムで追随するプロジェクションマッピングや、複数カメラの映像とコンピューターのシミュレーションを連動。カメラからカメラへと映像を切り替えたCG映像で幻想的な表現を披露した。

過去にも多数のカメラで撮影した映像で3D空間をシミュレーションする技術はあったが、パフォーマンスに合わせてリアルタイムで投映した映像は世界初だろう。

彼女らのパフォーマンスのような3D映像のシミュレーションで仮想空間と現実空間を融合する取り組みは最近、身近になりつつある。高額なCG映像制作用ツールを学生や学校には無償で提供して制作を後押しする企業が増えている。2月24日にはアニメーション映画でおなじみの米ピクサーが、CG映像の生成用に開発したソフト「RenderMan(レンダーマン)」を非商業用途に限り無償で使えるようにしたと発表した。多数のコンピューターを準備して時間さえかければ、誰でもピクサーと同じような映像を作れるのだ。

一方、ゲームの開発環境もここ数年で劇的に改善している。以前はゲームハウスが自前で数億円かけて開発ツールを製作していたが、最近では3Dシミュレーションが可能なゲームエンジンと呼ばれるアプリが出現。ゲームエンジンはスクリプト言語でインタラクティブなゲームロジックを組み立てるほか、アバターやアニメーション、効果音、パーティクルなど多様なツールが組み込まれている。パソコンやスマートフォン(スマホ)など多様な端末で利用できるアプリの開発も簡単になってきた。

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