米MS、10.8型タブレット「Surface 3」を5月発売
米Microsoft(マイクロソフト)は現地時間2015年3月31日、タブレット端末「Surface」シリーズの新モデル「Surface 3」を発表した。上位機種「Surface Pro 3」と同様のデザインと機能をよりコンパクトで効率的な筐体にまとめ、手ごろな価格で提供するとしている。希望小売価格は499ドルから。

ディスプレーは10.8インチで解像度は1920×1280ドット、アスペクト比はSurface Pro 3と同じ3:2。タッチ入力に加えて、256段階筆圧対応のペン入力も可能。
外形寸法は267×187×8.7mm、重量は622gと、これまでのSurfaceで最も薄く、軽い。背面のキックスタンドは3段階の角度で調整可能。
OS(基本ソフト)は64ビット対応「Windows 8.1」を搭載し、デスクトップ向けWindowsアプリケーションを使用できる。次期OS「Windows 10」がリリースされた際には無償でアップグレード可能。
CPU(中央演算処理装置)は動作周波数1.6GHzの米Intel(インテル)製「Atom x7-Z8700」クアッドコアプロセッサーを採用。メモリー容量は2Gバイトまたは4Gバイト、ストレージ容量は64Gバイトまたは128Gバイトから選べる。
800万画素のリアカメラ、350万画素のフロントカメラを装備し、いずれも1080p動画撮影に対応する。バッテリー寿命はビデオ再生時で最長10時間としている。
無線はIEEE 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0をサポート。USB 3.0ポート、Mini DisplayPort、microSDカードスロット、Micro USBポートを備え、Micro USB経由の充電に対応する。
2015年3月31日に注文の受付を開始し、同社直営店で実機を展示する。5月5日に出荷を開始し、5月7日には26市場で販売する。1年分の「Office 365 Personal」サブスクリプションが付属し、ビジネスユーザーはOSに「Windows Pro」を選択可能。LTE対応モデルも用意する。
「Surface Pen」は49.99ドルで販売している。専用の「Type Cover」(129.99ドル)と「Docking Station」(199.99ドル)は5月5日に出荷を開始する。
[ITpro 2015年4月1日掲載]