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夢の甲子園で堂々ジャッジ スリランカ人、二塁塁審に

「野球を通じアジア結ぶ」

21日に開幕した選抜高校野球で外国人審判が登場した。23日の仙台育英(宮城)―神村学園(鹿児島)で二塁塁審を務めたのがスリランカ出身のスジーワ・ウィジャヤナーヤカさん(31)。「スコアボードに名前が出ていて涙が出るくらいうれしかった。今日は忘れられない日」。念願の甲子園デビューを果たして感無量の面持ちだった。

憧れの聖地で、きびきびとした動作や冷静なジャッジを繰り返した。「選手とともに私も胸を張って一生懸命できた」。見せ場がやってきたのは三回裏2死一、三塁。神村学園が仕掛けた二盗で堂々とアウトをコールした。「自信があったし、よく見えていた」。際どいタイミングだったが判定に迷いはなかった。

高校時代に母国で野球を始め、2006年に立命館アジア太平洋大学に留学。選手としての道を断念して本格的に審判を志した。「ルールを勉強することで母国のレベルアップにもつながると考えた」

5年前に選抜大会を観戦して感銘を受け、甲子園で審判員を務めることが目標に。都市対抗野球などで実績を積み、今回、所属する福岡県高校野球連盟の推薦を受けて派遣された。審判に関する記録はないが、外国出身者が務めるのは珍しい。スジーワさんは「ほかの外国人にも夢を与えることができた」とさらに外国人審判が続いてくれることも期待する。

クリケットがさかんなスリランカに野球道具を届けて野球の普及に努めるなど国際交流にも貢献してきたスジーワさん。「今日は大きなスタート。野球を通じてアジアや世界を結ぶ力になりたい」。甲子園で得た大きな経験を糧に、新たな夢を追う。

(渡辺岳史)

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