元賞金王、今は「校長先生」 ゴルフ・伊沢利光(上)

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2015/3/28 7:00
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元賞金王の姿が表舞台から消えて2年以上がたつ。伊沢利光(47)がトーナメントに出場したのは、2012年11月の三井住友VISA太平洋マスターズ(静岡・太平洋C御殿場)が最後。07年の日本プロ(沖縄・喜瀬CC)優勝で得た5年シードは12年で切れたとはいえ、生涯獲得賞金(10億785万円)ランク8位による1年間のシード権はいつでも使えるのに……。

大型化したドライバーに対応できず、極度のスランプに

大型化したドライバーに対応できず、極度のスランプに

度重なる故障と不安定なドライバー

選手活動を一時休養中の今は"校長先生"だ。福岡県飯塚市に住む伊沢は昨年7月、博多駅前に「伊沢ゴルフアカデミー」を開校、マンツーマンでアマチュアへの指導を始めた。今年1月からは、東京校(品川区大崎)でも月に2日レッスンを行っている。

なぜ試合から離れてしまったのか? 08~12年の成績を見ると、それもやむなしかと思わせる。その5年間、10位以内に入ったのはわずか1度。賞金ランクは09年の90位が最高で、ほかは100位台とどん底に落ち込んでいたのだから。10年以上前に痛め"持病"と化していた左手親指痛が08年に再発、ぎっくり腰も患った。10年には右脇腹痛で後半戦を棒に振った。

度重なる故障もさることながら、不安定なドライバーショットが極度のスランプの原因だった。フェアウエーキープ率は11、12年には30%台にまで悪化。フェードが持ち球だが、フェアウエーに運んでも、狙いと10ヤードほど左にずれることもありスイングへの迷いが募っていった。「400~430ccに大型化したドライバーのヘッドに違和感があり、うまく対応できなかった」と振り返る。

半ば「ドライバーイップス」状態に

02年にペアを組んでワールドカップ(メキシコ)を制した丸山茂樹もそうだったように、半ば「ドライバーイップス」状態に陥った。「丸ちゃんと僕はフットワークを使う。ダウンスイングに入る時に力が入ると、シャフトがトップで暴れてヘッドが思うような所に下りてこない」。その結果、思惑とは違う軌道のショットが出てしまう。

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