2019年9月19日(木)

インサイド/アウトサイド

フォローする

二刀流・日本ハム大谷 成長急な打、「成長痛」の投

(1/3ページ)
2015/3/17 7:00
保存
共有
印刷
その他

27日に開幕するプロ野球。日本ハムの栗山英樹監督は今季を占う大事な開幕戦のマウンドを大谷翔平に託すことを決めた。投手と野手の「二刀流」の真価が問われるプロ3年目。初の開幕投手という大役を担う20歳の右腕は、さらなる飛躍を求めて試行錯誤を続けている。

投手=大荒れのオープン戦

「投げ心地はよくなかった」。降板後に口にした言葉が、本人も納得のいかない現状を表していた。11日に行われた千葉県鎌ケ谷でのDeNA戦。先発した大谷だったが、初回に2番桑原将志に右中間に二塁打を浴びると連続四球で満塁とし、5番井手正太郎の犠飛でいきなり先制されるという立ち上がりだった。

二回は2三振を奪って三者凡退に抑えたものの、三回には桑原の右越え本塁打と井手、アーロム・バルディリスの連続適時打で3失点。四回の2死一、三塁の場面では、直球がワンバウンドしてネット裏に転がるという自らの暴投で失点した。この暴投を含め2者連続で一球もストライクが入らずに四球を与えるという大荒れの投球内容。結局は4回を99球、6安打、4四球、5失点という内容でマウンドを降りた。

「引っかけたり、球が上にいったりバラバラ」。制球がままならなかったのは「マウンドとのタイミングがあっていなかった」ことで、上半身と下半身のバランスが崩れたことが原因と自己分析した。左翼から右翼に強風が吹くという悪条件の中でも「高めの真っすぐなど指にかかっていたボールはまずまず」と最速は154キロを記録したが、コントロールに苦しんでストライクを取りにいった直球を狙い打たれた。

大谷の年度別投打成績
▽投手
登板勝利敗戦完投完封投球回防御率
1313300061回2/34.23
142411432155回1/32.61
通算3714432217回3.07
▽打者
打数安打本塁打打点三振打率出塁率
131894532064.238.284
1421258103148.274.338
通算4011031351112.257.314

オープン戦での乱調は2試合連続だ。3日の札幌ドームでの巨人戦では、初回に連続四球でピンチを招くと、フレデリク・セペダ、高橋由伸、井端弘和に適時打を浴びて4失点。失点はこれだけだったが、4回を4安打、6四球とやはり制球の乱れが目に付く投球だった。

「前回(3日)よりは今日の方がいい」。11日の投球について、厚沢和幸投手コーチはいう。「先発投手なら同じフォームで100球投げなければいけない。そういう意味ではバラツキがある」。必要なのは、そのバラツキをなくす修正作業。翌12日に、黒木知宏投手コーチも含めた両コーチとの三者面談で技術的なアドバイスをもらったという大谷は「自分の中では(内容を)消化できている」と話した。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

プロ野球コラム

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップスポーツトップ

インサイド/アウトサイド 一覧

フォローする
4日の広島戦で左越えに通算200号となるサヨナラ満塁本塁打を放つ山田哲=共同共同

 同一シーズンで打率3割、30本塁打、30盗塁の「トリプルスリー」を3度達成しているヤクルトの山田哲人が新たな金字塔に挑んでいる。プロ野球史上、誰も到達したことがない40本塁打、40盗塁の「フォーティ …続き (9/10)

15日の西武戦はロメロの2本塁打など20安打20点と大勝した=共同共同

 オリックスがスタイルの変貌を遂げつつある。開幕した頃は先発の駒がそろった投手陣が打力不足をカバーする「投のチーム」だったのが、シーズンが深まり夏場に入ると力関係が逆転、今や「打のチーム」の印象が強く …続き (8/27)

身長193センチ、体重105キロの大型左腕・弓削は開幕前から「和製ランディ」と称された=共同共同

 何とか勝率5割を割ることなく、パ・リーグの上位争いに食らいついている楽天。昨季最下位からの上積みは効果的な戦力アップによるものだ。フリーエージェント(FA)移籍の浅村栄斗はもちろん、新外国人のジャバ …続き (8/13)

ハイライト・スポーツ

[PR]

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。