CO2排出量を53%減らした半たわみ性舗装 NIPPO

2015/3/13付
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日経コンストラクション

三菱倉庫の大井コンテナヤードで環境配慮型の半たわみ性舗装を施工する様子(写真:NIPPO)

三菱倉庫の大井コンテナヤードで環境配慮型の半たわみ性舗装を施工する様子(写真:NIPPO)

NIPPOは、環境に配慮した半たわみ性舗装を従来と同等のコストで急速施工する技術を開発した。既製品と比べてCO2(二酸化炭素)排出量を約53%削減した超速硬プレミックス材を用いる。三菱倉庫の大井コンテナヤードにおける舗装改修工事に技術提案し、初採用された。

半たわみ性舗装は、開粒度アスファルトコンクリートの空隙にセメントミルクを浸透させて、アスファルト舗装のたわみ性とコンクリート舗装の剛性を両立した舗装を指す。バスの停留所や工場の構内など、わだちが生じやすい箇所で用いることが多い。

NIPPOは原料となるセメントの製造時にバイオマス燃料などを使用し、CO2排出量を大幅に減らした。環境省が運用している「環境ラベル」を取得済みだ。養生時間が3時間と短いので、急速施工にも対応できる。施工方法は従来と変わらない。

大井コンテナヤードの工事では、既設の舗装を厚さ20cmほど撤去し、厚さ10cmの粗粒度アスファルトコンクリートを基層として施工。その上に、厚さ7cmの半たわみ性舗装を施した。コンテナヤードを供用しながら、合計8500m2(平方メートル)を延べ60時間で施工した。同社は今後、CO2削減に取り組む民間企業などへの提案に力を入れる方針。東京五輪に向けたインフラ整備にもニーズがあるとみている。

(日経コンストラクション 木村駿)

[ケンプラッツ 2015年3月12日掲載]

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