2019年6月17日(月)

自転車もワイヤレス給電 面倒な充電の手間から解放

2015/3/5付
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日経テクノロジーオンライン

ベルニクスと埼玉大学工学部教授の金子裕良氏の研究グループは共同で、ワイヤレス給電機能を備えた電動アシスト自転車を開発した(図1、図2)。2015年2月17~27日に埼玉県さいたま市JR武蔵浦和駅東口で、実証試験を実施した。

[左]図1 ベルニクスと埼玉大学工学部が共同開発した、ワイヤレス給電機能を備えた電動アシスト自転車
[右]図2 前輪側に受電コイルを配置した

[左]図1 ベルニクスと埼玉大学工学部が共同開発した、ワイヤレス給電機能を備えた電動アシスト自転車
[右]図2 前輪側に受電コイルを配置した

電動アシスト自転車は一般に、車両に搭載している2次電池を充電する際は電池パックを取り外して専用の充電器に接続する。無線で電力を伝送するワイヤレス給電技術を用いれば、こうした手間を省くことができる。

この利点を特に享受できるのが、レンタルサイクルである。近年、都市部や観光地を中心にレンタルサイクルに電動アシスト自転車を用いる事例が増えている一方で、2次電池およびその充電器の管理に手間が掛かっていた。

今回の開発品のようにワイヤレス給電技術を用いれば、駐輪装置に電動アシスト自転車を置くだけで電池パックを取り外すことなく充電できる。5時間半でフル充電し、約55km走行できるという。

利用者あるいは事業者が電池パックを取り外して充電器に設置する手間を省けるほか、運用次第では自転車をレンタルする場所(ステーション)を無人化することも可能だ。

■ICカードで利用管理

実証実験では、ベルニクスと埼玉大学が開発した電動アシスト自転車向けのワイヤレス給電技術を検証した。

専用の電動アシスト自転車2台とワイヤレス給電機能を備えた駐輪装置2基を使用した。駐輪装置は日本コンピュータ・ダイナミクスがさいたま市内で運営する会員制レンタサイクルサービス「さいチャリ」の武蔵浦和ステーション内に置いた。

利用者があらかじめ会員登録したICカードを登録機にかざすと、自転車を借りられる。返すときはステーションの駐輪装置に返却する。料金は6時間ごとに103円だった。

(日経テクノロジーオンライン 久米秀尚)

[日経テクノロジーオンライン 2015年3月4日掲載]

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