フェイスブック、至れり尽くせりのインターン制度

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2015/3/5 7:10
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アン・リムさん(19)は、この春から米カリフォルニア州メンロパークにある交流サイト(SNS)最大手、フェイスブックで、社内ツールチームのインターン(就業体験者)として勤務し、社員の生産性を高めるツールの開発に携わっている。仕事の進め方に迷い、アドバイスが必要なときは、経験豊富な同僚に直接相談したり、フェイスブックのチャット機能を使って上級開発担当者に助言を求めたりすることができる。相談を受けた上級開発担当者はすぐに返事を返してくれる。「フェイスブックにはすばやく行動することが企業文化として根付いている」とリムさんは言う。「仕事はすばやく進め、すばやく納める。誰もが相談に応じてくれて、惜しみなく教えてくれる」

社員が自由に情報を交換して助け合う、こうした社風こそ、フェイスブックのインターンシッププログラムが米国のトップ・インターンシッププログラム・ランキングにおいて、2年連続第1位の座にいる理由の一つだ。ランキングは米グラスドアによるもので、同社は7年前から職場情報ウェブサイトを運営している。ここへは企業の社員が給料や会社への賛辞、上司に対する苦情を投稿している。

グラスドアはインターンたちから昨年1年間に寄せられた就業体験情報をまとめ、インターン自ら「とても失望した」から「とても満足した」までの5段階で評価したものをランク付けしている。インターンの評価が最も高かったのがフェイスブックで、第2位がカリフォルニア州サンラモンに本社を置く石油大手のシェブロン、第3位が同マウンテンビューに本社があるグーグルだった。

■アパートの家賃も無料

フェイスブックでインターンが享受する特典はこのようなものがある。無料でゲームを楽しめるアーケードや社内フィットネスセンター、キャンディやフローズンヨーグルトをもらえる売店、ヨセミテ国立公園への無料旅行などだ。さらにフェイスブックは、インターン用の住居も無料で提供している。カナダのバンクーバーに暮らし、ブリティッシュ・コロンビア大学に通うリムさんは、フェイスブックに家賃を払ってもらい、ベッドルームが2つあるアパートに住んでいる。アパートからオフィスまでは自転車で15分の距離だ(自転車は無料で借りられるし、無料のシャトルバスで通勤することもできる)。

基礎工学を履修するリムさんは、現在、13週間ある春の1学期をフェイスブックで過ごしている。大学1年生向けに用意され、3年目を迎えたフェイスブック大学(FBU)という8週間の教育プログラムに2014年夏、インターンとして参加したのち、現在の待遇を得た。FBUでリムさんは2週間かけてiPhone(アイフォーン)用アプリの作成方法を学び、その後数週間かけ、3人のチームの1人としてアプリを1つ作成した。このインターンシップを終了したとき、優秀な成果をあげたリムさんに、フェイスブックは2度目のインターンシップに再度参加する気はないかとたずねた。

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