2019年5月23日(木)

アップルの電気自動車、2020年の生産開始目指す

2015/2/24付
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ITpro

電気自動車(EV)の開発を進めている米Apple(アップル)は、2020年にも生産を開始したい考えだと、米ブルームバーグや英ロイター、米ニューヨーク・タイムズ、米CNETなど複数の海外メディアが現地時間2015年2月20日までに伝えた。

それによると、Appleはここ数カ月の間に「自動車チーム」の従業員数を急速に増やしており、すでに約200人がこの部門にいる。これにはバッテリーやロボット工学のエンジニアなどが含まれるという。今後このEV計画が白紙になったり、延期されたりする可能性があるものの、Appleは早ければ2020年までに生産準備を整えたいと考えという。

ブルームバーグによると、自動車メーカーが新車の開発に費やす期間は5~7年。こうした通常の開発計画と比べるとAppleの目標設定は挑戦的。ただし米EVベンチャーTesla Motorsの成功がこの分野の新規参入障壁を低くしたという。Appleなどの新規参入企業によるEVの開発は、当初思われていたほど困難なものではないとする専門家の意見を伝えている。

AppleのEV開発計画についてはかねてから報じられていた。ウォール・ストリート・ジャーナルやフィナンシャル・タイムズなどは2月中旬、Appleが「Titan」という秘密のプロジェクトに取り組んでおり、ミニバンに似た自動車を設計していると伝えていた。

これらの報道によると、プロジェクトを率いているのは、元米Ford Motorのエンジニアで、iPodやiPhoneの開発チームの主導に携わった製品デザイン担当バイスプレジデントのSteve Zadesky氏。同プロジェクトにはAppleが2014年9月に、Mercedes-Benz Research & Development North America(MBRDNA)から引き抜いたJohann Jungwirth氏、Fordのコンセプトカーなどを手がけたことで知られる著名な工業デザイナー、Marc Newson氏などが加わっている。

また米EV向け電池メーカーのA123 Systemsが、優秀なエンジニアを引き抜かれたとしてAppleを提訴したとも伝えられた。ロイターによると、少なくとも11人の元A123 Systems従業員がAppleに移籍した。Appleはこのほか、60人以上の元Tesla Motors従業員を雇い入れたという。

[ITpro 2015年2月23日掲載]

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