宮原・本郷…女子フィギュア、新星たちの輝き
プロスケーター 太田由希奈

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2015/2/19 7:00
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 フィギュアスケートでは女子にも期待の若手がきら星のごとくいる。四大陸選手権(ソウル、15日まで)で宮原知子(大阪・関大高)が2位、本郷理華(愛知みずほ大瑞穂高)が3位に輝き、永井優香(東京・駒場学園高)も6位に入った。今季は休養している浅田真央(中京大)に続けとばかり、世界で羽ばたこうとしている16歳から18歳の有望株。プロスケーターの太田由希奈さんは「3年後の平昌五輪(韓国)に向けて、本当に楽しみな逸材が育ってきている」と話す。

ショートプログラム(SP)で首位に立った宮原選手は、フリーではジャンプ転倒などのミスもあって残念ながら合計181.59点で2位になった。それでも、見ている人にとって「すてきだな」と感じさせるプログラムだったと思う。

優勝したポリーナ・エドムンズ選手(米国)はミスなく滑ってもちろん素晴らしかったが、プログラム自体は宮原選手の方が良かったのではないか。エドムンズ選手は回転速度の速い、きれいなジャンプを次々と軽やかに決めた。一方で、宮原選手はジャンプだけでなく、難しいつなぎのステップをするなど、内容がすごく凝っていた。

宮原、洗練された技術力できれいさ

宮原選手の良さは、お手本通りのきっちりとしたスケートができること。例えばフリーレッグ(氷に着いていないほうの足)も、本当にきちんと正しい位置にある。技術力が高いので、ジャンプの成否にかかわらず、きれいに跳んでいるという印象を与えてくれる。

147センチと小柄だから、手足の長い欧米選手と比べると演技の大きさ、あでやかさという点ではどうしても不利な部分がある。それでも、目を見張るような演技ができるのは、こうした洗練された技術力の裏付けがあるから。

振付師の方も「知子には、知子のいいところがある。派手なアピールをするのではなく、日本人らしいシャイな部分も生かしたプログラム作りを心がけている」とかつて話していた。今季フリーで演じているミュージカル「ミス・サイゴン」のプログラムも、軽快だけれどもかわいらしさが残り、本当に彼女に似合ったものに仕上がっていた。

そうしたプログラムをコーチや振付師にやらされているのではなく、きちんと自分の中で消化し、自分のものにして滑っているところも、宮原選手の卓越したところだと思う。

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