2019年1月22日(火)

ホンダ、センターコンソールにリチウム電池置くのは初

2015/2/17付
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日経テクノロジーオンライン

ホンダが2015年2月13日から発売したミニバンの新型ハイブリッド車「ジェイド」はホンダ車で初めてセンターコンソールにリチウムイオン電池を搭載した。

トヨタ自動車ではミニバンのハイブリッド車である「エスティマハイブリッド」や「プリウスα」などでセンターコンソールに電池を積んでいるが、ホンダはこれまで荷室付近に置くケースがほとんどだった。


ホンダが電池を前方に移したのは、3列目シートの居住性を向上させるため。3列目シートの下に置くことも検討したが、着座位置が高くなってしまい、天井との間隔が狭くなり居住性が悪化する。そこで、運転席と助手席の間にリチウムイオン電池を含むIPU(インテリジェントパワーユニット)を置いた。

ハイブリッドシステムは「ヴェゼル」とほぼ同じで、IPUの構成部品も同様である。IPUには、前から冷却用のファン、インバーター(写真ではPDU)、ジャンクションボード、DC-DCコンバーター、ECU(電子制御ユニット)、リチウムイオン電池が並んでいる。

工夫したのは、前部にカップホルダーを設定できるように、高さの低いインバーターを前側に置いたこと、側面衝突の際に電池が破損しないようにIPUの周りをリブのある鋼板で覆ったこと、冷却風の流れを工夫して乗員に熱い風がかからないようにしたことだ。

電池とインバーターの冷却は、センターコンソールの後部から空気を吸い込み、電池側面の冷却ダクトから電池間のすき間に、写真の手前から奥に向かうように空気を流す。奥側に回った空気は、前部のインバーターなどを冷やして、ファンによって排出される。写真には写っていないが、2列目シート下まで達する長いダクトを使って室内に徐々に空気を排出し、直接乗員に熱い風が当たらないようにした。

リチウムイオン電池は東芝製で、48個のセルを使う点はヴェゼル、「フィット」と同じ。

(日経テクノロジーオンライン 林達彦)

[日経テクノロジーオンライン 2015年2月16日掲載]

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