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FW・MFがいない…嘆くブラジル、選手育成に課題
サッカージャーナリスト 沢田啓明

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2015/2/18 7:00
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1月中旬から2月上旬にかけてウルグアイで開催されたサッカーのU-20(20歳以下)南米選手権は、ブラジルサッカー界に冷水を浴びせた。これまでU-20ワールドカップ(W杯)で5度優勝するなど輝かしい成績を残してきたユース年代が、参加10カ国中4位に沈んだのである。

辛うじてU-20W杯出場権を手に

この大会は、5月末から6月中旬までニュージーランドで開催されるU-20W杯に出場する南米代表4カ国を決めると同時に、2016年リオデジャネイロ五輪の南米予選も兼ねていた(優勝国に出場権が与えられ、準優勝国は大陸間プレーオフへ進む)。

ブラジルは年末から強化合宿を張って準備したのだが、攻守両面において選手たちの意思の疎通、動きの連動性が欠けていた。守備では、プレスをかけて相手ボールを奪おうとするタイミングがバラバラ。攻撃も、パスの出し手と受け手だけが動いている印象が強く、第3、第4の選手の動きの質と量が乏しい。このため、試合の後半になると個人技に頼ることが多かったが、トリッキーなドリブルと決定力で「ネイマール2世」と呼ばれるガブリエウ(サントス)らが徹底マークを受けて全く力を出せない。

決勝リーグでアルゼンチン、コロンビアに完敗。辛うじてU-20W杯出場権を手にしたが、もし開催国でなければ五輪は出場できないところだった。

かつては攻撃陣の名手輩出したが…

近年、ブラジルは守備的なポジションであれば優秀な選手が多い。CBはチアゴシウバ、ダビドルイス、マルキーニョス(いずれもパリ・サンジェルマン)、ミランダ(アトレチコ・マドリード)らが欧州最高レベルの評価を受け、引く手あまた。マルセロ(レアル・マドリード)、ダニエウ・アウベス(バルセロナ)、フィリペルイス(チェルシー)らSB、フェルナンジーニョ(マンチェスター・シティー)、ラミレス(チェルシー)らボランチもまずまず。

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