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欧州サッカーウォッチ(清水秀彦)

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香川ら欧州組、リーグで壁 生き残りへ「変化」必要

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2015/2/7 7:00
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1月のサッカー・アジアカップを準々決勝敗退という悔しい結果で終えた日本代表の中心選手たちが欧州に戻って、戦いを再開した。このところの香川真司(ドルトムント)、本田圭佑(ACミラン)ら欧州組のプレーを見ていると、みんなそろって転換期を迎えているのではないかと感じる。

息苦しそうにプレーしている香川

香川はボールに触るのが楽しくて仕方がないという選手だったのに、いまは重いものを背負ってプレーしているように映る。いい意味での遊びがなくなってしまった。何となく息苦しそうにプレーしている。

選手には2種類のタイプがある。自由奔放にプレーすることで自分の特徴を出していくタイプと、監督の要求を忠実に守るタイプ。もちろん香川は前者で、豊かなイマジネーションを武器に普通の選手が考えないことを表現できる。

普通なら、ここはパスだろというときにドリブルにいったり、シュートだろというときにパスを出したり、相手の裏をとる。小さいときから「してやったり」の連続で、このレベルまで到達した選手だ。

そのはずなのに、いまは安全運転に終始している印象がある。相手の裏をとろうとすると当然、ミスになる可能性がある。いまはあまりに、失敗することを怖がっている。これでは並の選手と変わらない。

2012年にドルトムントから古豪マンチェスター・ユナイテッドに挑戦者として移籍したが、厚い壁にぶち当たった。出番を失い、そのころから自分のスタイルが崩れ始めた。

結果出せず、自分を完全に見失い

昨夏、古巣に戻ったが、結果は出せていない。ゴールは9月の復帰戦での1点のみ。しかもチームが最下位と低迷している。ドルトムントには救世主的な存在として迎えられたが、これだけ結果が出せないと周囲の見る目は変わってくる。

もう特別扱いされることはない。出番が減り、練習でも脇に追いやられているのをひしひしと感じているのではないか。現在の不振は精神的な要因が大きいと思う。

信頼を回復しようと、自分をチームに合わせようとしすぎている。チームのために何をしなければならないのか、どうしたら監督に認められるのか、ということばかり気にしている感じがする。その気持ちが強いがゆえに、自分を完全に見失っている。

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