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サッカーアジア勢、若い力台頭 日本も活性化必要
サッカージャーナリスト 大住良之

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2015/2/2 7:00
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サッカーのアジアカップは開催国オーストラリアの初優勝で幕を閉じた。オーストラリアは2006年にオセアニアサッカー連盟(OFC)からアジアサッカー連盟(AFC)に移籍。翌07年のアジアカップ以来3回目の出場となるが、前2回はいずれも日本と延長戦にもつれこみ、07年大会の準々決勝では1-1からPK戦3-4で敗れ、11年大会では延長戦で0-1の敗戦を喫していた。

豪州、若手がベテラン引っ張り初V

今回のオーストラリアの勝因の一つが「ホームのアドバンテージ」にあったのは間違いない。日本、韓国、中国、そしてウズベキスタン、イランなどが寒い冬から真夏のオーストラリアに来て戦わなければならなかったのは、小さからぬハンディだった。

しかしそれ以上に、今回のアジアカップに向けての意欲が他とは全く違ったことは忘れてはならない。昨年のワールドカップ時にオーストラリア人のジャーナリストに話を聞くと、ワールドカップはアジアカップへの強化のステップにすぎず、そのためにポステコグルー監督は若い選手をたくさん連れてきたというのだ。

事実、今年のアジアカップのオーストラリア代表のうち16人はワールドカップ代表で、そのなかには、アジアカップで大会MVPに選ばれたMFルオンゴ(22歳)、最優秀GKとなったライアン(22歳)も含まれている。守備の要となったDFセインズバリー(23歳)らとともに、若手がベテランを引っ張るような活躍をしたことが、ホームアドバンテージ以上の勝因だった。

韓国監督、意図的に若い選手多用

27年ぶりの決勝進出で55年ぶり3度目の優勝を目指した韓国は、ケガ人続出で準決勝まではよたよたしていたが、決勝では見事な戦いを見せた。

エースである朴主永を招集せず、MF李青龍、MF具滋哲といった攻撃のスターたちが大会中の負傷で戦列を離れて、攻撃陣の手薄感は否めなかった。しかしそこを23歳のMF南泰熙と22歳のFW孫興民が埋め、決勝では驚異的な粘りで後半追加タイムに追いつき、韓国人ファンを沸かせた。

朴主永の代わりに韓国国内でも無名だったFW李庭協(23歳)を招集したように、シュティーリケ監督は意図的に若い選手を多用した。大会前半はインフルエンザ、負傷、そしてチームがまだ練れていなかったこともあって得点力不足に苦しんだが、準決勝、決勝と試合を追うごとにチームがまとまり、決勝では55年ぶりの優勝も可能な内容のプレーを見せた。

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