ネット時代にこそ実現できる 斬新「手書きの手紙」
瀧口 範子(フリーランス・ジャーナリスト)

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2015/2/3 7:00
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メールやメッセージを盛んに利用するようになって、最近は郵便で手紙を受け取ることがめっきり減った。ビジネスの用件はもちろん、友人とのやり取り、知らない人への連絡までメールを利用するのが普通。その影響で米国では全国の郵便局が存続の危機に直面しているくらいだ。

そんな中、手書きのカードを送ってくれるインターネット・サービスがいくつか登場している。その1社がボンド(http://hellobond.com/)だ。同社は何と、ロボットを駆使して手書き文字を描く。仕組みはこうだ。

米ボンドのロボット手書きサービスは2.99ドルから利用可能(同社サイトの動画より)

米ボンドのロボット手書きサービスは2.99ドルから利用可能(同社サイトの動画より)

ボンドのウェブサイトでは、まずいろいろなカードが選べるようになっている。「ご無沙汰しています」など書き出し文が表示されたもの、模様や絵の印刷されたものなどが選択できる。

カードを選んだ後は文面を入力する。その際に使う文字のタイプがいくつか選べるようになっているのが面白い。流れるような文字、癖のある文字、女性っぽい文字、あるいは有名な発明家であるニコラ・テスラの筆跡まである。入力を始めると、その選んだタイプの文字でカードに文章が記されていくのが見える。

文章を書き終わると、宛名を書いて料金を払えばいい。後はボンドが切手を貼って郵送してくれるのだ。届いた相手にはロボットが1枚1枚ペンを動かして書いた文字が届くというわけだ。

ボンドのサービスは、よくあるネット印刷会社とは違う。ネット印刷会社はネット経由で入力して、向こう側ではデータを読み出して印刷したりコピーしたりする。だがボンドはロボットとはいえ、ちゃんと書き出された筆跡がその都度、残るのが特徴だ。書かれたインクは、その1枚のカードのために染み出たものなのだ。

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