DMM.com、「ガラケー」モデルをロボット産業へ

2015/1/28付
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日経テクノロジーオンライン

DMM.comは2015年1月27日、家庭向けのロボットを普及させるため、「ロボットキャリア事業」と呼ぶ新しい取り組み「DMM.make ROBOTS」を始めることを発表した。

ロボットキャリア事業とは、かつて日本の移動通信事業者(キャリア)が"ガラケー"で築いたビジネスモデルをロボットに持ち込もうというもの。ガラケー全盛時代にはキャリアが端末メーカーやコンテンツホルダー、サービス事業者などとともに携帯電話機の製品やサービスを企画し、これを自社のチャネルを通じて販売することで産業を活性化させた。

左は発表会の様子、中央は事業モデル、右はコラボレーションの形態

左は発表会の様子、中央は事業モデル、右はコラボレーションの形態

DMM.comは、メーカーや技術提供会社、ベンチャー企業などとロボットやその関連サービスを共同開発するともに、プロモーションや販売をDMM.comが担う。メーカーが低いリスクで事業ができるように一定数の買い取りを保証する。

加えて、「DMMロボティクスクラウド」と呼ぶインターネットサービスを用意する。ここでアプリ販売やファームウエアアップデート、音声認識エンジン、自然言語処理エンジン、データ解析・レコメンドエンジン、会員管理・課金・配送など、DMMの他のサービスとの連携機能を提供するという。

これによって、「ロボット開発メーカーは、サービス機能を開発する必要がなくなり、魅力的なハードウエアの開発に注力できるようになる」(DMM.com)という。また、ロボット開発にチャレンジしたいスタートアップ企業には、ものづくり施設「DMM.make AKIBA」などを提供する。

同事業には、初期のアライアンスパートナーとして、富士ソフト、ユカイ工学、プレンプロジェクト、ロボットゆうえんちが協力する。それぞれ、「Palmi」「BOCCO」「PLEN.D」「プリメイドAI」というロボットをDMM.make ROBOTSで販売する。この他、特別タイアップとし、ディアゴスティーニ・ジャパンの「Robi 組み立て代行バージョン」を販売する。2015年9月に販売を開始するプリメイドAI以外は、同年5月1日に販売を始める。

今後は、ロボットメーカー、ロボット関連技術を持つメーカー、ロボット開発ベンチャーなどをまとめ上げて大きなアソシエーションを構築するとととに、産業用ロボット技術の一般販売化、グローバル展開を進めるという。2015年に30億円、2017年に100億円の売り上げを目指す。

(日経テクノロジーオンライン 中道理)

[日経テクノロジーオンライン 2015年1月27日掲載]

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