2019年7月16日(火)

華やかな芸術 アイスショーも奥深い
プロスケーター 太田由希奈

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2015/1/28 7:00
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 昨年12月にはグランプリ(GP)ファイナルや全日本選手権が開催されたフィギュアスケートだが、1月は大きな大会がなくミニブレークといった感じだ。そうした中で今季の休養を表明し、去就が注目されている浅田真央(中京大)が、年末から年始にかけてアイスショーに出演して話題となった。競技とは違った選手の表情に接することができるアイスショー。プロスケーターの太田由希奈さんにショーの魅力について語ってもらった。

ファンの方たちは久々に浅田選手の姿を見ることができて、うれしかったのではないか。昨年3月の世界選手権女子シングルで4年ぶり3度目の優勝を果たした後、1年間の競技生活の休養を表明していた浅田選手が、昨年末の「クリスマス・オン・アイス」(新横浜スケートセンター)と年明けの「スターズ・オン・アイス」(大阪・なみはやドームなど)に参加。クリスマス・オン・アイスでは昨年10月に引退を表明したバンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔選手と一緒に演技するなど、本当に伸び伸びと、そして楽しそうに滑っていた。

氷上で生き生き、心も弾む

年末年始は風邪をひいていたというが、「スターズ・オン・アイス」でも軽快なステップやジャンプを披露。演技後のインタビューで「やっぱりスケートが好きということを実感した」と話していたが、5歳からスケートをやっているだけに滑ることが生活の一部のようになっているのだろう。氷の上にいると生き生きとするし、自然と心も弾む。浅田選手も滑る喜びを改めて感じたに違いない。

こうしたアイスショーの魅力は、なんといっても華やかなことだ。フィギュアスケートは芸術的なスポーツだといわれるが、やはり競技ではジャンプの要素などスポーティーな部分に重きが置かれる。一方、ショーはまさに芸術を追求した夢の世界。照明もピンスポットで演技者を浮かび上がらせたり、いろいろな色で照らすことで氷の上にアートを描いたり。衣装も豪華になるし、きらびやかなアクセサリーも身につけられる。長いスカートの衣装を着てスピンをすると、観客席から見るとまるで花びらが回っているように見えるかもしれない。

今では競技大会も多少の演出をするようになったが、やはり選手たちがメダルをかけて戦っているので、そうしたことには限度がある。衣装にしても試合ではあまり滑っているときに風圧を感じないようなデザインになるし、アクセサリーにしてもやはり重いので身につけられない。ショーは本当に華やかで、私も出始めたころ「こんな世界もあるのか」と驚いたものだ。

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