2018年6月22日(金)

「HAL9000」登場間近か 進化する人工知能 (藤元健太郎)

(1/2ページ)
2015/1/23 7:00
保存
共有
印刷
その他

 IT(情報技術)の進化は著しいとされるが、パソコンが登場してから今日まで、業界の進化はCPU(中央演算処理装置)の高速化と記憶容量の大容量化と通信の無線化・広帯域化、表示ディスプレーの高精細化が中心だった。だがインテリジェンスの面で「進化が遅かったのではないか」という議論がある。

 例えば、毎日のメールの処理の時間はなかなか効率化できない。筆者もメールを使い出して25年以上になるが、自動で返事をするような仕組みはなかなか登場しない。

 映画「2001年宇宙の旅」に出てくる「HAL9000」という人間の知能を持ったコンピューターは、設定上は1992年に完成しているはずだった。それほど人工知能(AI)の分野は予想よりも進歩しなかったといえるかもしれない。

 だが12年ごろから、人間の脳機能を模した「機械学習」が急速に進化し、中でも「ディープラーニング」と呼ばれる技術が注目されている。一例が米マイクロソフトのビデオチャットサービスのスカイプだ。「スカイプ・トランスレーター」というリアルタイム翻訳機能の試験運用をこのほど始めた。ついに人類積年の夢である自動翻訳の世界が登場しようとしているのだ。

  • 1
  • 2
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他


[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報