2019年2月23日(土)

おじさんの知らない世界 ツイキャス人気の秘密
ブロガー 藤代裕之

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2015/1/23 7:00
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2010年にサービスを開始したスマートフォン(スマホ)から動画を生中継できる「ツイキャス」。5年で800万ユーザーに成長、レディー・ガガなど海外セレブも利用するサービスだが、中高年には存在を知らない人もいるかもしれない。利用者の半分が25歳以下、女性が6割に達し、ティーン向けファッション誌では特集が組まれるほどの人気だが、45歳以上はたった5%しかいないのだ。

■はやると思っていなかった

ツイキャスのサンプル画面

ツイキャスのサンプル画面

「まったくはやると思っていなくて、なんでそうなったのかはさっぱり分からないんです」。ツイキャスを運営するモイ(東京・千代田)の赤松洋介代表取締役は淡々と語る。

オフィスは、テスト用のスマホ、タブレットが並び、イヤホンをしたエンジニアが開発する様子はIT(情報通信)企業そのものだが、机の上には表紙がピンクや赤の10代向けファッション誌が置かれている。ツイキャスの特集が行われているのだ。

ツイキャスの人気は利用の手軽さに尽きる。配信用のアプリをスマートフォンにインストールし、ワンタップでライブ中継を始めることができる。Twitter(ツイッター)やFacebook(フェイスブック)のアカウントでログインするだけで面倒な会員登録は必要ない。

PC版「ツイキャス」トップページの画面

PC版「ツイキャス」トップページの画面

配信カテゴリを見ると「お勉強中」「コスプレ」「誰かかまって」「寝落ち」など、何が行われているか分からないものも多い。「ママ」では、子育ての悩み相談が行われ、「声真似(二次)」はアニメのキャラクターを声真似してセリフを言い合う不思議な世界が繰り広げられている。

赤松氏は、スタンフォード大学の客員研究員を経験、ブログの人気を測定するブログパーツ「フィードメーター」やブックマーク「あとで読む」などの開発者としても知られる。フィードメーターは、星の表記で人気度が分かるというシンプルさで多くのブロガーに支持された。

■無線操縦カーの中継から生まれた

ツイキャスは、インターネットから無線操縦装置を操作できるサービス「ジョーカーレーサー」から生まれた。2009年に公開されたジョーカーレーサーは、カメラや無線LAN、リナックスのサーバーを搭載した無線操縦装置をネットから操作できるもので、いま世界的に注目されるIoT(インターネット・オブ・シングス)の先駆けだった。

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