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対戦打者の長短を徹底解剖 メジャー流攻略法
スポーツライター 丹羽政善

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2015/1/12 7:00
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大リーグにはデータ野球という一面がある。統計からその選手の評価、価値をはじき出す「セイバーメトリクス」やその手法を利用して仮想チームをつくり、ポイントを競う「ファンタジーベースボール」の普及で、データ分析において一家言を持つファンも少なくない。

現場のスカウティングの実態は

では、実際の現場ではどんなスカウティングが行われているのか。

今回、某球団のパイレーツ打線に対するスカウティングリポートが手に入った。試合前に、その日の先発投手、捕手、投手コーチらが打ち合わせに使うものをコンパクトにまとめ、試合中の指示に使うリポートのようだ。右投手ならこの打者に対してこう攻めろ。左投手ならこう、とポイントが要約されている。その一部を紹介しよう。

例えば、過去4年連続でオールスターに選ばれ、2013年にはナ・リーグの最優秀選手(MVP)を受賞したアンドリュー・マカチェンに対しては、こう攻め方が指示されていた。

右投手

・初球から積極的に振ってくる。不用意にストライクを取りにいくな。

・追い込むには外角低めに4シームファストボール(以下4シーム)を投げるか、外角にカットボールを投げろ。

・追い込んだら、4シームを外角低めに投げるか、内角高めに投げろ。三振を取りにいくなら、ボール球になるスライダーか、ワンバウンドのチェンジアップもしくはスプリットが有効。

左投手

・初球から積極的に振ってくる。狙っているのは内角か外角高めだ。

・カウントを取るには4シームを外角低めに投げろ。シンカーでもいい。

・どこかで内角を見せる必要がある。だが、仕留めるのは外角だ。

・打ち取るには、4シームを外角高めに投げるか、外角の低め、もしくはワンバウンドになるカーブでもいい。

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