トヨタの燃料電池車特許、どこまで「無償」か
編集委員 中山淳史
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米欧で自動車産業が産声を上げた20世紀初頭は特許紛争が頻発した時代だったという。誰でも手が届く割安な量販車を開発し、一世を風靡した米自動車王のヘンリー・フォードも当初は特許裁判に忙殺されている。
ガソリンから水素燃料へと移行する21世紀初めの現在と今後はどうだろう。そう気になる局面で、技術が最も先行するトヨタ自動車が打ち出したのが、燃料電池車に関する特許を無料で提供するとのニュースだった。
期限は2020年末まで
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