インタビュー

フォローする

オリックス・西名球団社長「満点補強、今季花咲かす」

(1/3ページ)
2015/1/7 3:30
共有
印刷
その他

今オフ、プロ野球界を最もにぎわしている球団はオリックスだろう。3年ぶりの日本球界復帰となる中島裕之をはじめ、小谷野栄一、ブライアン・バリントン、トニ・ブランコを獲得。昨季勝率2厘差で優勝を逃した球団はかつてない大型補強を断行した。その裏にどんな戦略があったのか。19年ぶりとなるリーグ優勝に向けて攻めの一手を打った西名弘明・球団社長に舞台裏を聞いた。

10.2決戦、ファンも泣き一体感生まれた

大型補強を断行したオリックスの戦略などを語る西名球団社長

大型補強を断行したオリックスの戦略などを語る西名球団社長

――2位だった昨季を振り返って。

「レギュラーシーズンでソフトバンクに優勝をさらわれた『10.2決戦』は最も印象深かった。プロ選手はセンチメンタルにならないと思っていたが、伊藤光の涙などには甲子園で負けた高校球児みたいな雰囲気を感じた。ファンも一緒になって泣いてくれた。一体感が生まれた瞬間だったかな。これは本当にすごいこと。その意味で、今年こそ優勝に向けて頑張りたいという思いを強く持つきっかけになった」

――悔しさが今オフの大型補強につながった。

「何事にもターニングポイントがある。優勝争いをして攻めに転じられる兆しが現場にあった。だからここでやらないといけない。親会社にも単純に『お小遣いください』ではなく、いろいろと手を打って今季花を咲かせるには戦力強化しないといけないと話した」

「実は昨年8月くらいからチームの弱点を洗い出していた。そこで挙がってきたのがセンターラインと三塁手の強化。打撃はもちろん、シーズン通して安定した守備ができる選手がほしかった。例えば昨季、平野恵一がケガで最後の数試合出られなかった。故障していなかったらシーズンの展開が変わったかもしれない。安達了一も若くてよくやっているが、死球を受けて離脱することも考えられる。そうなったときに代わりがいない。内野の層の薄さを解消したかった」

三塁補強が最優先、中島を追い続けた

――中島は今回の象徴的存在だ。

「補強に関しては、まず中島ありき。守備だけみたらうまい選手は結構いるが、三塁というポジションはある程度打ってもらわないと困る。エステバン・ヘルマンが西武時代のように2割8分ぐらい打ってくれたらいいが、どうなるかわからない。そういう意味でも三塁の補強は最優先だった」

「当初からリストアップし、中島に絞って動いていたから獲得できたと思う。あとから参戦した、という報道もあったが、それは違う。こちらも中島の動向をずっと追いかけていた。正攻法で代理人と話をし、内野の補強を重点に考えて動いた結果。補強に関しては100点満点だった」

  • 1
  • 2
  • 3
  • 次へ
共有
印刷
その他

プロ野球コラム

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップスポーツトップ

インタビュー 一覧

フォローする
日米野球に臨む日本代表を「経験のある選手と若手の融合チーム」と稲葉監督

 野球日本代表の「侍ジャパン」と米大リーグのオールスターチームが戦う日米野球が9日に開幕する(15日まで6試合、東京ドームなど)。4年ぶりに開催される今大会は、2年後の東京五輪に向けた貴重な強化の場と …続き (2018/11/7)

「目指すところは百パーセント」と大谷

 投打の二刀流で驚異的なプレーを連発し、昨季日本ハムを日本一に導いた大谷翔平(22)。今季は3月の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での活躍も期待される。「世界」へ歩みを進めるシーズン …続き (2017/1/1)

大型補強を断行したオリックスの戦略などを語る西名球団社長

 今オフ、プロ野球界を最もにぎわしている球団はオリックスだろう。3年ぶりの日本球界復帰となる中島裕之をはじめ、小谷野栄一、ブライアン・バリントン、トニ・ブランコを獲得。昨季勝率2厘差で優勝を逃した球団 …続き (2015/1/7)

ハイライト・スポーツ

[PR]