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イチロー・青木どこへ オリオールズの動向カギに
スポーツライター 杉浦大介

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2015/1/5 7:00
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ジョン・レスター、パブロ・サンドバル、ハンリー・ラミレスといった多くのフリーエージェント(FA)選手の移籍先が早々と決まるなど、大リーグの今オフのストーブリーグは動きの激しいものになっている。そんな中で、日本人選手に関するニュースは豊富とはいえない。黒田博樹、松坂大輔の日本球界復帰が話題になったものの、イチロー、青木宣親、そして海外FA権を行使してメジャー行きを目指す鳥谷敬の所属チームは決まっていない。彼らはいったいどのチームのユニホームを着ることになるのか。

外野陣に空きがあるオリオールズ

青木、イチローにとっては、オリオールズの動向がまずは一つのカギとなりそうだ。昨季96勝を挙げてア・リーグ東地区を制した強豪チームから、ニック・マーケイキス、ネルソン・クルーズという主力外野手が移籍した。DH起用の多いデルモン・ヤングとは再契約したものの、外野陣に依然として空きがある状況となっている。

「FA外野手の中で、オリオールズはコルビー・ラスムス、イチローに加え、青木に興味を持っている」。昨年12月29日にFOXスポーツのジョン・モロシ記者がそうツイートしたのをはじめ、オリオールズの外野の穴埋め候補として2人の日本人外野手の名が盛んに挙がっている。しかし、彼らが最有力というわけでもなさそうだ。

「DHと兼用できる外野手が必要なオリオールズは、青木とラスムスに興味を持っている。もしもラスムスがクラブハウスにフィットすると判断した場合には、彼が第一候補になる」。MASNスポーツが同30日にそう伝えた通り、本命は28歳のラスムスのようである。

ラスムスとの話がまとまらねば…

昨季はブルージェイズで104試合に出場したラスムスは打率2割2分5厘、18本塁打、40打点に終わった。ただ、過去5年間で平均20本塁打を放ったパワーは、昨季40本塁打のクルーズを失ったオリオールズにとっては魅力的なはず。しかも青木が2~3年の複数年契約を望んでいるのに対し、ラスムスは年俸500万~800万ドル程度の1年契約で獲得できそうなのも大きい。

もっとも昨季124三振という数字が示す通り、確実性のなさという欠点がある。カージナルス時代にはトニー・ラルーサ監督とうまくいかず、それが2011年のブルージェイズへのトレードにつながったとも噂された。理由はどうあれ、オリオールズのバック・ショーウォルター監督やフロント陣がラスムス獲得を敬遠するような流れになった場合、あるいはラスムス側がオリオールズ以外を望んだ場合、青木やイチローに白羽の矢が立つことも考えられる。

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