「格安スマホ」、失敗しない選び方 MVNOを知る 基本から学ぶ「格安スマホ」(上)
フリーライター 竹内 亮介

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2015/1/3 7:00
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BIC SIMでは、対面で必要な作業を代行してくれるサービスカウンターをビックカメラの店舗内に設置

BIC SIMでは、対面で必要な作業を代行してくれるサービスカウンターをビックカメラの店舗内に設置

こうした部分を改善すべく、ビックカメラの「BIC SIM」や、イオンの「イオンモバイル」などでは、量販店の実店舗内に、面倒な設定作業や通信確認を代行してくれるサービスカウンターを設置する動きが始まっている。都市圏に限られるが、不安ならこうしたサービスカウンターを用意するMVNOを利用するべきだろう。

■「格安」は初心者向けではない

このように、MVNOは安いのは事実だが、どんなユーザーにもお勧めできるサービスではない。設定作業やインターネット経由の各種手続きを、自分ひとりでもきちんとできる知識があることは大前提となる。端末の種類が少ないiOSならともかく、アンドロイドではスマートフォンによって設定が異なるので、かなり難易度が高い。

料金面でも「安い月額利用料」を維持するには、さまざまな工夫が必要になる。頻繁に通話する相手とは、積極的にIP電話のネットワークを組まなければならない。家族間通話を多用するなら、家族全員のスマートフォンでIP電話を設定する必要があるだろう。その上で、一般的な携帯電話による通話は最小限に抑える必要がある。

格安という言葉から、「ローエンドユーザー向け」というイメージが浮かぶかも知れないが、実際には設定に関する高度な知識と使いこなしのテクニックが必要になる。将来的にはともかくも、現状のMVNOはそういったサービスだ、ということをよく理解して導入したい。

次回はこのMVNOでどんなスマートフォンを使えるのか、そして最近よく聞くようになった「SIMフリー」のスマートフォンとはなにか、ということについて考えていこう。携帯電話のキャリアに縛られないSIMフリーのスマートフォンにはメリットも多いのだが、実はどんなMVNOでも問題なく使えるわけではない。

竹内亮介(たけうち・りょうすけ)
1970年栃木県生まれ、茨城大学卒。毎日コミュニケーションズ、日経ホーム出版社、日経BP社などを経てフリーランスライターとして独立。モバイルノートパソコン、情報機器、デジタル家電を中心にIT製品・サービスを幅広く取材し、専門誌などに執筆している。
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