2019年9月20日(金)

宇宙空間が我が家に 仮想現実のスゴ技、飛躍の年

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2015/1/1付
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 夢が現実に――。2015年はバーチャル・リアリティー(仮想現実、VR)元年となるかもしれない。モバイルの次を担う革新的な製品として普及が始まろうとしている。未来を見据えた次世代技術も次々花開きそうだ。羊も驚くスゴ技に迫った。

パラマウント・ピクチャーズは、オキュラスのVR端末を使ってSF映画「インターステラ-」の世界を疑似体験できるプロモーションを展開(ロサンゼルス近郊)

パラマウント・ピクチャーズは、オキュラスのVR端末を使ってSF映画「インターステラ-」の世界を疑似体験できるプロモーションを展開(ロサンゼルス近郊)

14年10月、米ロサンゼルス近郊のシネマコンプレックスに、「宇宙空間」を疑似体験できる特設ブースが登場した。用意されたのは、米ベンチャーのオキュラスVRが開発した頭部に装着するヘッドマウントディスプレー(HMD)型のVR映像端末「オキュラス・リフト」の試作機「DK2」だ。

SF映画「インターステラー」の宣伝の一環で、装着すると映画に登場する宇宙船に実際に乗り込んだかのような体験ができる。

ブースを開設した米映画大手パラマウント・ピクチャーズは無重力状態をよりリアルに再現するため、映像に合わせて動く専用シートまで用意。VR映像を初めて体験したという学生のスコット・ビーティさん(24)は「映像への"没入感"は予想以上。列に2時間並んで待ったかいがあった」と興奮気味に話す。

「モバイルの『次』に集中し始めてもいいころだ」。米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)がこう言ってオキュラスを20億ドル(約2400億円)で買収したのは14年3月。以来、予算も人員も拡充されたオキュラスでは市販モデルの開発が急ピッチで進む。

14年9月の開発者会議で発表した最新の試作機「クレセントベイ」は、「DK2」に比べて映像の解像度や頭の動きに合わせて映像をスムーズに表示するトラッキング性能などが大幅に向上。ブレンダン・イリベCEOは、「(装着した人がVR映像の中にいると感じる)『実在感』はほぼ市販できるレベルになった」と胸を張る。

世界的な電機大手も動く。韓国サムスン電子は14年秋、オキュラスの技術協力を得て開発したHMD型端末「ギアVR」を発表。ソニーの試作機も話題を呼んだ。

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