「メジャー選手はオフに練習しない」はウソ

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2014/12/28 7:00
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 週3日のうち、一番恐怖の日となるのが「ランニングデー」の金曜日です。短い距離のダッシュを延々、1時間半ほど続けます。インターバルはせいぜい30秒。心臓はもうバクバクです。体力をつけるための基本は走ること。これは洋の東西で変わらないのですね。

 早くからトレーニング理論が発達している米国の選手だからといって、苦痛を避けて楽々と体を作っているわけではないのです。特にメジャーはシーズン162試合の長丁場ですから、限界まで体を鍛えて体力を蓄えておかないと持ちません。

田口壮氏
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田口壮氏

 1日トレーニングを休んだら、取り戻すのに3日かかる、などといわれます。それもまた米国でも同じことで、メジャーの選手も体を休ませる期間を極力短くしていたのでした。

 午前10時ごろから日没まで練習をしている日本のキャンプと違い、メジャーのキャンプはあっさりしていると思われがちです。これも私の経験でいえば、誤解でしょう。

メジャーのキャンプは休養日なし

 メジャーのキャンプは2月10日すぎから投手陣が始動し、野手がそろうのは20日くらいです。2月1日から一斉スタートの日本のプロ野球からすると、のんびりしているようにみえます。しかし、メジャーのキャンプには基本的に休養日がありません。2月下旬から3月いっぱいのオープン戦の期間まで大体40日ありますが、この間「完全オフ」となる日は1日あるかないかです。

 日本のキャンプは大体4勤1休ですから、3、4回は休養日があります。私もオリックス時代、休養日には休んでいました。

 メジャーの3月は試合が中心となりますが、午前のトレーニングは一緒です。午後、試合でベンチに座っているだけでも結構疲れます。世の中、楽をして稼げる商売はありません。2月の後半からキャンプを始めても、メジャーの選手は開幕に間に合わせますが、これも前年から着実に体を作っておいて初めて可能になるわけです。

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