2018年10月20日(土)

Apple Watchの強敵か ウエアラブル、MSの逆襲
宮本和明 米ベンチャークレフ

(3/4ページ)
2015/1/19 7:00
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■生産性向上にも寄与

Microsoft Bandは生産性の向上を目的としたアプリにも対応しており、ビジネスツールとして利用できる。下の左写真の中央はメールタイルで、受信メール数が7件と表示されている。ここにタッチしてその内容を閲覧する。この他に、メッセージや電話着信通知などの機能がある。

出典: いずれもVentureClef

出典: いずれもVentureClef

メールを受信すると、バンドが振動してそれを知らせてくれる。ディスプレーにはメールのタイトルが表示され、緊急度に応じてスマホ側でメール本文を読むことができる。

このほかに、天気やカレンダーを表示する機能もある(上の右写真)。さらに、Windows PhoneからパーソナルアシスタントのCortanaを利用できる。ディスプレーはスマートウォッチ(腕時計型端末)よりも一回り小さいので、必要最小限の情報だけが示される。

■リストバンドで支払い

Microsoftは、パートナー企業と組んでアプリ開発を加速している。大手コーヒーチェーンの米Starbucks(スターバックス)が提供するアプリ「Starbucks」もその一つで、Microsoft Bandで支払いができる。

コーヒーを注文してレジで支払いする際に、Starbucksタイルにタッチすると、QRコードが表示される(下の写真)。これが「Starbucks Card」に相当し、リーダー(写真奥の端末)にかざして支払いをする。ポケットから財布やスマホを取り出す必要がなく、リストバンドで支払いができるのは便利だ。

出典: VentureClef

出典: VentureClef

■UVセンサーで日焼け対策を指示

Microsoft Bandは、10種類のセンサーを搭載している。小さな筐体に高機能センサーがぎっしり詰まっている。

例えば、心拍数測定用の光学センサーは腕の毛細血管の収縮を計測し、心拍数を測定する。ランニングなどで移動距離や歩数と共に使われ、消費カロリー量を正確に算定できる。また、ホーム画面に現在の心拍数が表示され、ストレス度合いを把握する目途となる。

皮膚の電気伝導率を測定するGalvanic Skin Responseセンサーも搭載されている。電極がディスプレー裏側とバンド側2カ所に実装されている。このセンサーで、バンドが着装されたかどうかを把握する。

出典: VentureClef

出典: VentureClef

通常、Galvanic Skin Responseセンサーはストレス度を測るために利用されるが、Microsoft Bandではストレス度のチェックには利用していない。将来、このセンサーを使ったストレス解析アプリが登場することも予想される。

ディスプレー左隣には、UV(紫外線)センサーが実装されている(右の写真、左下白丸)。これは紫外線量を測定するもので、「紫外線レベル:低い、1時間で日焼け」などと表示される。紫外線量を参考に、クリームを塗るなど、日焼け対策に利用できる。

■健康管理クラウドで一元管理

クラウドサービスのMicrosoft Healthは、Microsoft Bandやアプリから収集したデータを一元管理する (下の写真)。Microsoftは自社製品だけでなく、パートナーが開発するスマートウォッチ、スマホ、アプリなどをサポートする予定である。これらのデータは、Microsoftが展開している医療データ管理クラウド「HealthVault」とも連携できる。

出典: Microsoft

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