ポテチ袋がおしゃれ文具に ゴミ再生VB日本上陸

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2014/12/23 7:00
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 世界26カ国でゴミのリサイクル事業を手がける米ベンチャー企業、テラサイクル(ニュージャージー州)が日本に本格進出した。大企業のビジネスと上手に組み合わせ、ゴミを「オシャレな商品」として再利用する手法が注目され、提携企業数は世界100社超にのぼる。社是は利益を売上高の「1%」にとどめること。究極のゴミベンチャーは独創性にあふれている。

■仏ロレアルや米P&G 提携先はビッグネームばかり

お菓子などのパッケージからつくるバッグやメモ帳はデザインも人気

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1日、日本ロレアルがテラサイクルと組み「キールズ」と「メイベリン ニューヨーク」の2つのブランドの販売店舗で、化粧品容器の回収を始めた。キールズではスキンケア、メイベリンではマスカラや口紅などメーキャップ用品を受け付ける。競合他社の製品も対象だ。消費者は試供品や、寄付金として使えるポイントなどをもらえる。初年度に10万個の回収を見込んでいる。

環境省によると、日本のゴミ排出量は2012年度で年間約4500万トン。約8割はリサイクルできず、処分している。処分される運命のゴミを活用するのがテラサイクルの役割だ。ロレアルの場合は公園や店舗に置くベンチに変身させる。

世界最大の化粧品会社である仏ロレアルグループがテラサイクルと組むのは日本が4カ国目。関連コストは非公表だが、すべてロレアル側が負担する。環境意識の高い欧州系グローバル企業の取り組みと言えばそれまでだが、日本ロレアルのクラウス・ファスベンダー社長は「消費者との接点が増えるチャンスになる」と解説する。競合製品の愛用者ならなおさらだ。既存顧客も来店の頻度が上がる相乗効果が確認されたという。

テラサイクルの提携先は日用品大手の米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)や食品大手の米クラフト・フーズなど、ビッグネームばかりが連なる。日本では米系たばこ大手のサンタフェナチュラルタバコジャパン(東京・港)が第1号で、4月から吸い殻を大量に回収している。

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