2018年6月23日(土)

「ドローンビジネス」離陸 報道、スポーツに鳥の目
米ベンチャークレフ 宮本和明

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2015/1/6 7:00
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 対象となったのは、Astraeus Aerialなど映画撮影会社6社。Astraeus Aerialはドローンを使った撮影技術を開発しており、被写体に10センチまで接近して撮影できるなど、ドローンを高精度で制御・撮影できる点に特徴がある。

出典: Astraeus Aerial

出典: Astraeus Aerial

 上の写真はドローンを使って撮影したビデオの1シーンで、主人公が岩山に登る様子を上空から追尾しながら撮影している。

 米国企業は、ドローンを使った映画撮影を国外で行ってきた。007シリーズ「Skyfall」で、ジェームズ・ボンドがオートバイで追跡するシーンはトルコで撮影された(下の写真)。他に「Star Trek: Into Darkness」、 「The Hunger Games」、「Iron Man 3」などが国外でドローンを使って撮影された。

出典: MGM and Sony Pictures

出典: MGM and Sony Pictures

 今後はドローンを使った撮影が米国内でも可能になるため、大幅にコストが改善される。FAAはドローンに関する法令整備と並行して、企業からの申し立てに対して事案ごとに審査する方針を取っている。今後も、特例措置が続くと期待されている。

■スポーツの盗撮問題も発生

 ドローンでスポーツ報道も大きく変わった。ロシアのソチで行われた2014年の冬季五輪で、スノーボードやスキー・フリースタイルなどの競技が、ドローンで撮影されたことは記憶に新しい。ドローンはコースに沿って飛行し、選手を上空から撮影した。今までにないアングルで迫力のある映像を見ることができた(下の写真)。

出典: Lucas Jackson /Reuters

出典: Lucas Jackson /Reuters

 ソチ五輪で使われたドローンには、高精細(HD)カメラの他に、撮影した映像を送信するトランスミッターも搭載され、視聴者は競技をライブで見ることができた。競技では、固定カメラやワイヤーに吊るした「Spider Camera」などが使われた。もちろん、ヘリコプターからの撮影も行われた。

 ドローンを使えば、低コストで安全に競技を撮影できる。今後はゴルフ、フットボール、F1などのモータースポーツに、利用が広がると言われている。

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