2018年2月26日(月)

スマホでEV充電拠点を案内、VW日本法人

2014/12/17 7:00
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 フォルクスワーゲングループジャパンが10日、スマートフォン(スマホ)向けカーナビゲーションアプリの配信を始めた。日本法人が独自に開発。交通情報のナビタイムジャパン(東京・港)のデータを使い、来年から日本で展開する電気自動車(EV)のドライバー向けに充電スタンドの位置などを案内できる。

VWのアプリでは付近のEV充電スタンドを調べられる

VWのアプリでは付近のEV充電スタンドを調べられる

 純正オプションとしてカーナビアプリを設定するのは珍しい。まず米グーグルのOS(基本ソフト)、アンドロイドのアプリで提供を開始。早期に米アップルのiOS版も投入する。利用者はフォルクスワーゲン(VW)の国内店でIDが記されたカードを購入し、アプリにIDを入力して使う。価格は1年利用権が7560円、2年が1万1880円、3年が1万5120円。

 同社が小型車「up!(アップ)」でオプション設定している通常のカーナビゲーションは4.8インチと6.1インチだ。アップの購入者の半数がオプションのカーナビを購入するが、残りの半数は後付けのカーナビを購入するほか、スマホのアプリなどを使っていた。

 来年から発売するEV「e―up!」では同社のアプリもそろえてEV充電拠点などを見られるようにすることでオプションの購入割合を高める狙いだ。大型のスマホやタブレットでは純正オプションのカーナビよりも大きな画面にもできる。

 通常のカーナビで地図データの更新は年に1~2回程度にとどまるが、同アプリでは充電拠点情報を毎日更新するほか、地図情報も年6回新しくする。全国に充電拠点は現在7千カ所以上ある。さらにトヨタ自動車、日産自動車、ホンダ、三菱自動車の自動車メーカー4社が今年5月に電動車両の充電設備の普及を目指す新会社を設立し、3年後には1万5千カ所になりそうだ。

VWのアプリでは、多くの無料カーナビアプリと異なり、道路標識も出る

VWのアプリでは、多くの無料カーナビアプリと異なり、道路標識も出る

 EVは航続距離がまだ短いため、購入者は充電拠点の場所に関心が高い。同アプリでは充電拠点の場所や料金、運営主体などを検索でき、VW正規ディーラーの拠点を指定した絞り込み検索もできるようにした。

 通常のカーナビ機能はナビタイムと同様、5パターンのルートが出るほか、渋滞を考慮したルート検索もできる。満車空車がわかる駐車場検索や価格も表示されるガソリンスタンド検索なども盛り込まれている。

 カレンダーとの連携も強化した。地図を検索した後に、「カレンダー登録」ボタンをクリックすれば、カレンダーに予定の行き先を登録できるようにした。カレンダーから行き先の場所のルートを素早く表示することもできる。月400円のカーナビアプリが多い中、3年契約なら月400円(税別)を切る価格に設定して魅力をもたせた。

 VWでは今後ポイントカードのアプリも開発し整備なども促していく。3000キロ走ったドライバーにエンジンオイルの交換を提案するなど、カーナビアプリとの連携も視野に入れている。(松本正伸)

〔日経MJ2014年12月17日付〕

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