2019年8月18日(日)

熟して開眼、最年長初金星 大相撲・嘉風(上)

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2014/12/20 7:00
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その象徴が今年の横綱戦で見せた強さだ。新小結で迎えた夏場所では鋭い出足で日馬富士を一気に土俵下に吹き飛ばし、平幕に戻った名古屋場所では「勝負どころを逃さないようにした」と止まらずに攻めて最後は鮮やかな肩透かし。お株を奪うようなスピード相撲で日馬富士を連破し、最年長初金星(当時)の勲章もついてきた。秋場所では鶴竜との突き合いに一歩も引かずに押し出し。3場所連続の横綱撃破、2場所連続の金星という華々しい戦果は万雷の拍手を浴びた。

「熟してきたからこそ熱くなるのか」

周囲も変化を感じ取る。師匠の尾車親方(元大関琴風)が「最近は体勢も低いし、馬力もついて当たりがよくなった」と相撲内容を褒めたたえる。兄弟子の豪風が言う嘉風の充実ぶりが味わい深い。「熟してきたからこそ(相撲に)熱くなるところがあるのかもしれない」。才能に恵まれながらどこか淡泊な面もあったが、一気に開眼したのだろうか。

闘志を内に秘める嘉風は強調する。「勝ち負けではない。全力で相撲を取りたい」。懸命に土俵を動き回り、来年も館内を熱くさせる。(敬称略)

〔日本経済新聞夕刊12月15日掲載〕

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