2019年9月19日(木)

「窓ふさぐ」行政代執行、京都の伝建地区で全国初

(1/2ページ)
2014/12/13付
保存
共有
印刷
その他

日経アーキテクチュア

「ただ今から京都市が、行政代執行法第2条の規定に基づく代執行を実施し、本件違反建築物の是正工事に着手する」。代執行の宣言申し渡しと同時に、職員が慌ただしくコーン標識を配置し、作業に取り掛かる──。

京都市は2014年12月10日、市内東山区の伝統的建造物群保存地区内で、伝統的建築物の指定を受けた木造家屋のショーウインドー部分を、条例違反前の状態に「原状回復」する行政代執行を実施した。同市によると、建築物の保全を理由とした伝建地区内での代執行は全国初となる。

行政代執行宣言の申し渡しの様子。写真右側が店舗の借り主である針金アーティストのロペス氏(写真:日経アーキテクチュア。以下、特記なきものは同)

行政代執行宣言の申し渡しの様子。写真右側が店舗の借り主である針金アーティストのロペス氏(写真:日経アーキテクチュア。以下、特記なきものは同)

建物は木造2階建てで、延べ面積は87.93平方メートル。築年は不明だが、昭和初期の建築物とされる。

一帯は「八坂の塔」で知られる法観寺などが位置し、1976年に文化庁が重要伝統的建造物群保存地区に指定した。この建物は、文化財保護法の委任条例である京都市伝統的建造物群保存地区条例によって伝統的建築物に指定されており、改築や外観の変更の際には市の許可が必要となる。

職員がショーウインドーを板でふさぐ

職員がショーウインドーを板でふさぐ

ロペス氏が営業時間外に閉じるために使用している板を流用し、ネジで固定した

ロペス氏が営業時間外に閉じるために使用している板を流用し、ネジで固定した


代執行前の店内

代執行前の店内

代執行後の店内

代執行後の店内


  • 1
  • 2
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。