2019年1月17日(木)

ゴルフ場の芝刈りは自律走行ロボットにおまかせ

2014/12/11付
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日経エレクトロニクス

紙幣識別機などの電子機器事業やスポーツ用品事業を手掛けるマミヤ・オーピー(以下、マミヤ)は2015年に、ゴルフ場向け芝刈りロボットを発売する。ゴルフ場向け芝刈り機メーカー大手の米Jacobsenと提携し、共同開発した。

投入するのは、Jacobsenの芝刈り機に、マミヤ・オーピーが開発した自律走行システム「I-GINS(integrated-GPS inertial navigation system)」を組み合わせた「5連フェアウェイ用芝刈りロボット」である。3年後に世界で20億円の売り上げを目指す。

1台の価格は7万~9万米ドルである。一般にゴルフ場では、芝刈りに多大なコストを掛けており、同ロボットの導入により年間の作業コストを半減できるという。「3年で導入コストを償却できる」(同社)。

左はロボットの外観、右は自動生成した地図

左はロボットの外観、右は自動生成した地図

■ジャイロとGPSを組み合わせ

同ロボットの特徴は、GPS(全地球測位システム)と3軸ジャイロ、エンコーダーを組み合わせることで、時速10kmの速度で芝刈りをしながら走行し、設定した軌道に対して3~5cmの精度を維持できる点である。

フェアウェイの境界線を走ると、自動でマップを作成し、フェアウェイ内の芝刈り用軌道を自動生成する。1つのフェアウェイは、20分弱ほどで芝を刈ることができるという。

人間などフェアウェイ上の障害物を検知する機能も設けた。前後に障害物検知用のセンサーを搭載しており、ゴルフボール程度の大きさの障害物も検知できるという。なお、障害物検知機能については、自動運転技術やロボット技術を手掛けるベンチャー企業のZMPと共同で開発した。

今後はフェアウェイ用だけでなく、グリーン用、ラフ用も投入する。将来は芝刈りロボットだけでなく、農業機械や除雪車にも、今回の自律走行システムを適用していくとする。

(日経エレクトロニクス 進藤智則)

[日経テクノロジーオンライン 2014年12月10日掲載]

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